温室みかんの収穫が終わったここ4週間ほど、
お客様ラッシュと雑用でめちゃくちゃ忙しかった。
時間が怒濤のごとくながれて行く中、すこし腰の調子も悪かったため
精神的にかなり辛かったと言うのが本音である。
なんとかここへ来て調子も上向きになりそうである。
やはり健康第一、酵素いっぱい、楽しさいっぱいで毎日を送りたいものだ。
先日、この地域で有名な農業資材の社長様と担当者様が
当園に足を運んでくださった。
そのときにいただいた「本来農業への道
~持続可能な社会に向けた農業の役割に関する報告および提言書」を
今日やっと読み終えた。
大学の教科書を思い出す懐かしいにおいの文章に、読み返しを要求される。
書かれている内容は自身の考える事とほとんどオーバーラップしているので、
今後進むベクトルに大きなぶれはないと言うことだろう。
読み終えるとこれだけの報告と提言があるのに、
どうして自然との接点である私のいるドメインに光がこないのか。
その部分は読み落としそうな文字数で、
「主役不在の農業・・・すなわち農政を担う者や農学を研究する者は多くいるが、
肝心な農業生産者は減少の一途を辿る。」と書かれている。
もう少しこの本音の部分を掘り下げてもらいたいと思う。
その人たちがその職を投げうって自然との接点に入ってくるときが、
本来農業への近道ではないだろうかと思う。
労働を語れる人が増えることが、可視化が加速する条件になるはずである。