三遠パン屋マイスターズ祭りと５０周年

八重桜が春の雨に花ごと飛ばされている。
相変わらず天候は私たちの思うところからかなり乖離し不安を増長させる。
レモンの実が落ちてしまわないか？早くもお客様の顔が浮かぶ。
肉体的繁忙期から精神的繁忙期への転換である。
露地みかんの花は、やっと眼で確認できるぐらい。
こちらもやっぱり心配である。
この生業、砂糖水を売って生きていくことができないところが難しい。
変えることができるのは自然界の目に見えない小さな世界がほとんどだ。
とにかく水と二酸化炭素と太陽の光で時間をかけて砂糖の元を作るという
プリミティブな生業というところが斜陽なベクトルなのだろう。
そんな中でとうとう私も明後日で天命クラブの仲間入り。
個人的にはめでたいと思っているのだが・・・。

先週の21日、三遠パン屋マイスターズ祭りの素人パンコンテストの
審査員を務めさせてもらいました。
司会の食パン星人さんとFM豊橋のパーソナリティーいいだまきさんから
突然の無茶振りに少々あわててしまいました。
パン祭りなのですが、農業関連の販売ブースもあります。
豊橋百儂人からは鑑賞花儂人さんの菜ッ花園と
養豚儂人さん（田原ポークマン）のGファームが出店されていました。
また河合果樹園の無農薬レモンを使った初恋レモンプロジェクトの
初恋レモン餃子をひっさげてさくらFOODSさんも出店。売り切れm(_ _)mでした。
そして豊橋が生産量日本１を誇る大葉を使った商品を販売していたのが青しそ研究会ブース。
ブース前に立つと売り子さんは全員知っている人ばかり。
しっかり売り上げに協力とあいなりました。
ところで今年は大葉を作りはじめて５０周年になると言うことである。
？つまり、私の生まれた年に大葉栽培が始まったと。
詳しくは豊橋温室園芸農業協同組合のHPへ。

河合果樹園　http://www5.ocn.ne.jp/~kawaikje/

春風駘蕩でいこう！そして春の宴

最高気温も２０度を超す日もあり、
例年であればカラスノエンドウに付いたアブラムシを食べるため
ナナホシテントウが活発に活動するのであるが、
どうも厳冬の影響か個体数がとても少ない。
これではテントウムシ捕獲大作戦遂行の指令は出すことができない。
はてさて気温の上昇とともに、現れてくれればいいのだが・・・。
河合果樹園では天敵農法で活躍する虫たちに、多大な価値感を見いだしている。
また雑草コントロール栽培をしていると、ただの雑草がなぜか可憐な草花にも見える。
映画「種まく旅人～みのりの茶～」では、
「雑草が雑草としか見えないようでは一人前とは言えない」
という感じの言葉で表現されていたと思う。
自然にある既存のもので代替えする技術は、見えない価値感を見いだすことから始まる。
正当に評価することの難しさは、永遠に追いもとめるが絶対に成就できないものなのかも。
もっと考えれば評価できる人がいないという現実にぶつかるのかもしれない。
まあ、難しく考えず春風駘蕩でいこう！

年度替わりの４月はやたらと会議＆懇親会が多い。
新メンバーに変わる団体が多いためなのだが、
いろいろなお役を兼任する農という生業プラスアルファの部分なのだ。
普段、取り上げられない社会貢献活動にも繋がっているかもしれないと思う。
先日は２年間いっしょに活動させてもらった２人の先輩方と慰労で一杯やらせてもらった。
学ぶことが多いお話は、これから私にとっては多くの糧になるはず。
それが脳神経細胞の膜を柔軟にし、伝達物質を受け取りやすくことは間違いがない。
そのために人間は情報を求め宴に出かけるのだろうか。
個性ある２人には私の後見人として、少し甘えて見ようと思う。
よろしくお願いします。

河合果樹園　http://www5.ocn.ne.jp/~kawaikje/