果樹園の風

愛知県豊橋市で無農薬のレモンを栽培している河合果樹園です。
目指せ!楽しむ農業、楽しませる農業!

ビールカクテル試飲会と小泉進次郎の言葉

2016年09月29日 09時23分39秒 | 日記・エッセイ・コラム
梅雨を思わせる天気が続く。
清らかな空を一途に恋しく思う。

10月1日土曜日に迫った豊橋百儂人まつり~百儂人ビールほろ酔い収穫祭~。
ほろ酔いを演出するのはレシピ班のメンバーが世界を意識して作ったビールカクテルだ。
その5種類のビールカクテルは、初恋レモンアイ、紅タラチーネ、茶良幸来リキュー、
勲芳シッポーラベルデ、赤裸々レッズアイ。

先日、お客様にそのビールカクテルの良さを伝えるために試飲会を、
いつもお世話になりっぱなしの、カフェめし屋BRAVOさんで行った。
農産物×ビールというまだどこも取り組んでいない世界、
サポーターのダブルK氏も出席してくれて、忌憚のない意見が飛び交う盛況なものとなった。
百儂人まつりでは、ビールカクテル、農産物販売や飲食、各種イベント、
FM豊橋のパーソナリティーのチャーリー氏によるチャーリービンゴなど盛りだくさんの内容。
是非、豊橋南口駅前広場でAM10時より開催していますので、よろしくお願いします。
個人的には、2杯目以降口がさっぱりする、不思議な味の葱酢で作った勲芳シッポーラベルデの
ONE&ONLYの味を体験していただきたい。


豊橋百儂人まつりは農業で地域を元気にすることと、生業として認めていただくことを目的に、
一年に一度の開催しているマルシェです。
良い方向に向かう正のスパイラルにするには多くのエネルギーを必要とします。
当然、ほとんどの生産者がそんなことはめんどくさいと考えている中、
120%の努力を惜しまず突き進んでいるのです。
衆議院議員の小泉進次郎氏が講演のなかで言った、
「すべての農家を守ろうとして、すべての農家を守れなかった。
私は、これが今の、一つの、農業が衰退する一つの要因だろうということは、
私は今思っています。」
これが本質ではないだろうか。

それを手弁当で少しでも前に行こうとする馬鹿者たちがいたっていい。
小泉進次郎よ、ここ農業王国豊橋の熱き思いを見に来い!
もはや分かっていると思うが、共通理解を深めるために・・・。

河合果樹園 http://kawaikajuen.jp/

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みかんマニアとレモン酢

2016年09月22日 19時27分07秒 | 日記・エッセイ・コラム
昨日、ぐるめいど隊のろみたんのオファーを受けて
FM豊橋帰ってきた!ぐるラジにみかんマニアとして出演させてもらいました。
ろみたん、れな、ちーちゃまの三人とみかんマニアの真髄とは?をおおいに語った内容。
普段、きれいだなと思って見ている田園風景、
例えば電車から見る黄金色の田んぼだったり、
遠巻きから見る黄色の星がいっぱいのみかん山など、
ただで見ている景色が実は多くの汗の上に成り立っていることを説明させてもらいました。
自然のグランドデザイナーという側面を理解してほしいと思う。
読書の嫌いなろみたんが、私の著書「虫たちと作った世界に一つだけのレモン」を
読んでくれたということを聞いて少しウル!ときてしまいました。

地元のことを本気で学ぶ姿勢、本当にすごいと思う。
中身のある彼女たちは、そんじょそこらのメイドではない!と言っておきます。

5月に発売されたマキノ出版の「レモン酢でやせる!病気が治る!」が部数を伸ばしているらしい。
当園にも問い合わせが多くきているのだけれど、
まだまだレモンは熟していないので作ることができないでいた。
そこで酸味の少ないレモン状態のレモネーディアで
レモンライフ研究家は作ってみた。
レモネーディアは香りの成分リモネンと血流改善効果があるへスぺリジンが多いのが特徴。
出来上がりまでの数日間、少しのわくわく感をもって、生活を楽しめそうである。
作り方は簡単!
保存ビン(800ml)によく洗ったレモネーディアを輪切りにしたものを入れ、
その上から氷砂糖(180g)を入れ、最後に酢(400ml)をそそぐ。

お湯や水や炭酸水で割って、簡単に飲める。
私はビール割にもチャレンジしたい。
レポートはまた次回!

河合果樹園 http://kawaikajuen.jp/





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Ode To The Lemonの和訳

2016年09月22日 17時22分51秒 | 日記・エッセイ・コラム
毎日慌ただしく過ぎていく。
台風によって時間を浪費させられているからだ。
水不足から一転、雨を恨めしく思う天候が続く。
そんな中、レモンライフ研究家として
以前から気になっていたノーベル文学賞を受賞した
パブロ・ネルーダ(1904~1973)の「Ode To The Lemon」
ネット上で和訳を捜すのだが見つからない。
詩集を借りてみたが、その詩は載っていない。
仕方なしに自分が訳してみることに。
失礼だとは思いながら・・・。(間違っていたら教えてください!)

☆レモンの詩

レモンの花の内なるものは 解き放された
月明かりの下で
鞭で打たれた愛と飽くなき本質よ
私は香りでずぶ濡れにされた
黄色に見えるレモンの木が現れる
レモンの実が落下する
黄色いレモンがちりばめられた木のプラネタリウムから

繊細なその実
レモンの木はまるで
光と野蛮な黄金が揺れている湾の中の大きなバザール
私たちは不思議さを半々にする
そして酸っぱさの固まりが縁まで溢れる
星をちりばめられたような断面
創造物はそれ自体がオリジナルジュース
単純化できず変えることのできない生命
だから新鮮さはレモンの中に生き続ける
皮の部分の甘い香りがする部屋の中で
その紡錘形のプロポーションは難解さと辛辣さをともなう

カットされたレモン
ナイフは小さな大聖堂を残す
目には思いもよらない壁の小部屋
それは少し酸っぱい窓を開き光を入れる
滴の表面のトパーズ
祭壇
芳香のファサード

だから手に持ったままのカットレモンは
木皿の上にのった世界の半分
あなたが絞ると宇宙の黄金があふれ出す
不思議な黄色のカップ
乳房の突起は地球に良い香りを移し
一つの閃光は結実をもたらした
惑星の小さな砲火へと
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呪縛からの解放と百儂人祭り5種類のビールカクテル

2016年09月06日 19時55分24秒 | 日記・エッセイ・コラム
待望の雨がやっとみかんの木を潤してくれた。
これでしばらく灌水作業の呪縛から解放されそうである。

水分不足で全体的に小玉のみかんが多い。
極早生はもう少しで収穫開始。
早生みかん以降の品種は9月も摘果作業に汗を流すことになるだろう。
お中元に多くの方にご利用いただいた温室みかんの収穫もあと少しで終わる。
気を抜くまもなく、芽の管理や枝の管理や施設の管理に突入する。
まったく持って気を抜く間もないことが、
このところ絶不調の精神状態を何とか維持できている逆説理由でもある。
そして少しばかり気持ちのいいのは雨雲に覆われた薄暗い朝に、
夜の続きとばかり虫たちのアンコールに応えている様に出会っていること。
もう少し涼しくなったら、徐々にサマータイムを緩めていこう。
季節がしっかり反転したら、心をリセットできるはず・・・。

前回のブログでお伝えした、10月1日(土曜日)の百儂人祭り。
残り一ヶ月を切って、チーム一丸で準備に奔走している状態。
まじめに作った地域の物産と紹介、そしてステージイベントなどなど。
そして当日飲むことができる5種類のビールカクテルも大もめを乗り越えて決定!
先行して紹介すると、以下になります。(ネーミングはレシピ班の大作)
Ⅰ 言わずと知れた河合果樹園の初恋レモン・レモネードを使った初恋レモンアイ!
Ⅱ のんほいいちご園とよはしの苺ペーストを使った紅(くれない)タラチーネ!
Ⅲ 無農薬茶でこの地域を席巻している後藤製茶の茶良幸来(さらさら)リキュー!
Ⅳ 百儂人最年少、村松農園の若き志士が作る葱を使った薫芳シッポーラベルデ!
Ⅴ 土耕にこだわる鈴木農園が作るトマト酢を使った赤裸々レッズアイ!

一度飲んだら今まで味わったことのない味蕾への刺激に、
味覚中枢は混乱するが遊びご心をもった異教徒たちは感嘆の様相を見せるだろう。

イベントは日中であるけれど、非日常体験としてこの日ばかりはお許しを!






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