果樹園の風

愛知県豊橋市で無農薬のレモンを栽培している河合果樹園です。
目指せ!楽しむ農業、楽しませる農業!

秋空とクラフトビール

2019年08月26日 20時00分46秒 | 日記・エッセイ・コラム

このところ暑さの中にも、秋の風を感じる毎日であったが、
明日からはまた雨続きとなる。
空の雲は水に流されるように、見ている側の涼を増幅し、
このままいくと思っていたのはやはり甘かった。
仕事は相変わらず遅れ気味で、いったん刈った草がまた伸びて来ている。
温室みかんの収穫はあと少しで、何とか終われそうで気持ちが楽になる。
露地みかんの摘果作業も終盤へ。
無農薬レモネーディアは昨年の台風で面積を減らしてしまったが、
本当にあと少しでわずかな収穫ができそう。
今度の雨で病気が出ないことを心から願う・・・。
薫陶かぼちゃは、開花期が雨ばかりだったので、
ほぼ収穫は雀の涙程度となる。
温暖化で高く繁茂したアメリカセンダングサが収穫の少なさに
拍車をかけているという事実。
この草刈は気が重い作業となることは明白である。

ところで道の駅豊橋のTEMIYO(テミヨ)で、
クラフトビールを作る企画が持ち上げり、
その中に河合果樹園のある農産物2種類が採用さえることになった。
今頃は仕込みに入っていると想像しているが、
なかなか時間が合わなくて仕込みの現場に足を運べてない。
ビール職人のCさんにはお会いしているから、
余計に想像で終わっていることがしっくりこないのだ。
なんとか時間が合えばと・・・。
と、中途半端な情報で申し訳ないのですが、
またクラフトビールが出来上がったら?皆さんに報告させていただきます。

河合果樹園

 

 

 

 

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台風10号と昆虫少年と新ラベルデザイン

2019年08月15日 14時33分04秒 | 日記・エッセイ・コラム
台風10号の風がささやきながらの時間が続く。
14時現在、雨はほぼ降っていない状態。
ハウスを開けるほどの状態ではないが、自宅待機を余儀なくされている。
無農薬レモネーディアはもう少し大きくなったら、
鋏を入れることができそうである。

温室みかんは暑さで木はもうろうとしていて着色は進まず・・・。
台風一過の涼しさは望めそうになく、最高の最低気温が待ち受けているらしい。
困った!


この時季は豊橋のファーブルと言われる私にとっては、
多くの虫たちと出会える空間の広がりがある。
生きている虫たちもそうであるが、
道を歩いていると天命を全うした虫たちを拾うことがある。
接写すると肉眼では確認できない、本物の美の世界が垣間見られる。
全く図鑑に載っていないものは、
温暖化でどこからともなくやってきたのかと妄想し、
その宇宙的な模様から遠くの星からやってきたのかとも妄想する。
昆虫少年の退屈と観察と空想の世界に、ほんの一瞬だが戻ることができる。
幸せ!


河合果樹園の初恋レモンシリーズのラベルだが、
日本農業賞の大賞受賞と新たな初恋レモンプロジェクトの段階に入ったのを機に
新しいデザインに変更することになった。
生業としての農から一歩引いて力を抜いて最終章の農に転換するのも一つの理由だ。
もちろん今回も細部にいろいろな物語を練り込んで、
20分は説明できるように作っている。

今までのデザインには多くの方が愛着を持ってくれているから、
皆さんの目にしっくりくるまで時間はかかると思うけれど、
これも天命クラブから耳順クラブへ移行するためだとご理解いただきたいと思う。
変化!


河合果樹園
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
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猛暑とラボレームス、そして道の駅とよはし「テミヨ」

2019年08月06日 17時52分58秒 | 日記・エッセイ・コラム

待っていたはずの太陽だが、今度は暑さの限界を超えて、
私たちを苦しめることとなっている。
初恋リーフは成長を阻害され、収穫量が激減。
温室みかんは着色遅れとなり、すべてが絵に描いた餅となること間違いなし。
なんとなく今年の勝負は決まったかのようである。
無農薬レモンと無農薬レモネーディアはどのような仕上がりになるのかと、
今年も全く予測ができないだろうと思う。

蝉は人生を謳歌するまっただ中、カマキリはおなかにいる輩に操られて水辺に。
オニヤンマは暑さのせいかどうも一直線に飛ばず。
打ち水には涼を求めアオスジアゲハが、降る水をよけてとまる。
虫たちもやはりこの暑さは苦手なようだと。
きっと涼しくなったら、みんな「ラボレームス」と言って、
命の終いの準備に入ると妄想する。

道の駅とよはしのブランドショップ、「テミヨ」での
初恋レモンの販売が好調だと、担当者から聞かされる。
とくに初恋レモン・レモネームは暑さの中、
シュワッと溶けていく爽やかなレモン味が多くの人の味蕾をがっちり掴んでいるらしい。
いつも現場で、大人の初恋を語ってくれるAさんの、
語り部としてのさりげない説明も後押ししてくれているのは間違いない。
道の駅にブランドショップという発想は、他にはなかなかな見られず、
客層とのミスマッチに思えるが、
その隙間にある消費がパレートの法則に合致することもあるはずだ。
売れる最大の要因はオペレーションをしている人たちの「気」に託されている。
そこには単なる仕事としてではなく、
学びとしてそして楽しさの延長線上という仕事の醍醐味がなければならない。
まだまだ発展途上だが、今後の「テミヨ」が楽しみである。

河合果樹園

 

 

 

 

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