果樹園の風

愛知県豊橋市で無農薬のレモンを栽培している河合果樹園です。
目指せ!楽しむ農業、楽しませる農業!

PASSIONとベルカント営業再開

2021年02月26日 18時21分18秒 | 日記・エッセイ・コラム

満開になった河津桜に冷たい雨が悪戯をしているように見える。
花弁の色も鮮やかになってきて、天気の良い日に風に乗って散る様子を想像する。
露地みかんの剪定を少し根を詰めてやっただけで、
肩の血行不良で頭が重くなってしまった。
やはりペースはゆっくりにしなければと反省をするが、
夢中になってやっているとついつい忘れてしまう。
そろそろ頼んである苗木が届かないかと気を揉むのも例年のこと。
夢を植えると多くの人から言われるが、
裏を返せばPASSIONのもう一つの意味にも思える。
ただやはり夢は楽しい。

初恋レモンプロジェクトで長いこと一緒に活動しているベルカントの高橋くんのお店が
とうとうひな祭りを前に再オープンする。
コロナ禍の中感染という試練に、お客様を始め多くの関係者への告知は早く、
インスタなどではお店の愛され度がよく分かるほどのコメント。
初恋レモンプロジェクトとしても何か応援できないかと相談した結果、
3月3日の本オープンの日に、ケーキを買ってくださったお客様に、
河合果樹園の新商品のベルガモット物語BLUE ISLANDを
ワンパーティー1本を(さくらFOODSさんも何かあるよ!)プレゼントすることになった。
ベルガモット物語BLUE ISLANDは青島みかんの果汁に
皮ごと搾ったベルガモット果汁を少量入れたもの。
ベルガモットの持つ抗酸化力と不思議な香りが、
青島みかんの果汁にコクを与えてくれる。
持つべきものは友、いつも逆の立場で考えてしまう自分がいる。
彼の作るケーキは秀逸だが、それを作っている彼がまた秀逸!
行き着くところは作り手の技術でないところにあると、
大河内傳二郎の言葉をつぶやいてみる。

河合果樹園

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空っ風と青島みかん&ベルガモットのストレート果汁

2021年02月15日 17時06分48秒 | 日記・エッセイ・コラム

昨晩から降り続いた雨は、なんとか午後にはやみだしてくれた。
天気予報を大きく上回る雨量で、一時は嵐の様相であった。
この東三河から遠州ににかけての西風は、世間から来た人にとっては驚きの強さだという。
農民藝術創造倶楽部の会長のAさんもその一人。
私からすれば子供の頃より風は穏やかになったと思うのだが・・・。
そして雨上がりの風に舞わされた木々の葉が、
至る所で集会を開いているがごとく音を立てている。
このざわめきはカラカラと心地よく、
明日から始めようと思う紅甘夏の収穫を応援しているようである。
青島みかんの販売は終わり、
これからことぶきみかん→マザー・ヴィクトリア→紅甘夏へと続く。
頑張りが終わる頃、桜の花が咲くのではないかと昨年お花見を思い起こす。
4月には天命倶楽部最終年となる。
西行法師のねがわくは桜の下で~、という詩が少しずつ色づいてくる。
また1年、楽しみながら37回目のみかん作りとなる。

いままで出荷できない青島みかんは廃棄していたのだけれど、
今年はチャレンジものとして青島みかんとベルガモットのミックスストレート果汁を作ってみた。
ベルガモットの368種類の香の成分のたぐいまれな抗酸化力と持続力のある香りで、
青島みかんのストレート果汁にほんの少しの活力を与えてくれるだろうと見切り発車。
できあがったものを試し飲み、寝かし具合もテロワールかと自分を実験台にする。
舌を研ぎ澄まし、わずかな光を感じ取ることが出来るだろうか?
こちらも楽しみながら、藪をかき分けて進んでいこうと思う。
商品名も思案中!個人的には「青い体験」なんて言うのがいいかと持ったが、
年齢から言うとラウラ・アントネッリ主演の映画を思い出してしまう。
やはり他を考えよう!

河合果樹園

 

 

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農民藝術創造倶楽部とハッピーバースデイ

2021年02月05日 17時26分06秒 | 日記・エッセイ・コラム

昨日はホテルアークリッシュ豊橋で農民藝術創造倶楽部のキックオフ説明会が
ZOOMで行われました。
東三河フードバレー構想の根幹部分となる有志の会で、
第一段階として街の中に屋上農園を大勢の農家で作ります。
多種多様な東三河の生産物を奥三河の間伐材のプランターの中に、
各農家の作品として屋上に並べます。
きちんと出来るようになるには年月がかかると思っていますが、
チャレンジしなければ新たな価値観は創造できないでしょう。
農民藝術創造倶楽部という名前は、宮沢賢治がおよそ100年前に発表した、
農民藝概論綱要を自分なりに読み解き、
長い年月をかけ現代に具現化したいという想いから名付けることになりました。
まだまだ未知数ですが、食はより何より大切だということは、
未来永劫変わらないはずだから街の中に農の学びの場所を設け、
日々変化する成長過程の美しさを知ってほしい。
これから少しずつ報告をさせていただきますので、
よろしくお願いします。

今日はスタッフのニンちゃんの誕生日だった。
本人に今日は何の日?と聞いたら、気が付いてなかった。
みんなでハッピーバースデイを歌って、プレゼントを渡す。
やっと二十歳になったニンちゃん、やはりまだまだ初々しい。
私の3分の1の人生、大きく羽ばたいて幸せになってほしいと思う。
どこに行きたいか尋ねたら、やはり富士山を見たいと言う。
桜の季節、新型コロナウイルス対策で密にならない場所へいけたらいい!
暖かくなったら剪定作業が待っている。
そして37回目のみかん作りがすぐそこに来ている。
時の流れるのはとても早い。

河合果樹園

 

 

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