果樹園の風

愛知県豊橋市で無農薬のレモンを栽培している河合果樹園です。
目指せ!楽しむ農業、楽しませる農業!

師走の草刈りとアディポネクチン

2018年12月25日 15時55分58秒 | 日記・エッセイ・コラム
この年の瀬に35年のみかん作りで初めての仕事をしている。
他の仕事が片付いたこともあるが、冬の陽光の中のほうが体力的には楽なこともある。
露地のみかん園に高く伸びたアキノノゲシを筆頭に、
アレチノギクや枯れてしまっているがアメリカセンダングサを、
草刈り機で刈っているのだ。
収穫前に枯れれば良かったと言うのが本音だけれど、
初恋レモンプロジェクトのイベントやまだまだ秘密のことに時間をとられ、
今に至ってしまった。
草の再生が遅くなるように、ナイロンコードでの草刈りは、
エンジンの回転数と刈り幅と振幅幅と方向など、以外と変数が多い。
それらを上手に自分の脳の筋肉で咀嚼し、最適解を導き出していけば、
ナイロンコードの減りも少なく、混合ガソリンも少なく、そして疲れない。
果たしてAIは熟練という域にまで達することができるのだろうか?
私の筋肉が正常なうちには、きっと答えはでないような気がする。

時々、見返しているのがEvernoteのメモ。
ここ数年来重宝させてもらっている。
河合果樹園のレモンの印刷物にも書いてある”アディポネクチン”
そういえばブログにまだ書いてなかったことに気づく。
若がえりのホルモンであるアディポネクチン。
整理するとまず、若さを保つためには、
1 血管の若さを保つ 2 筋肉の若さを保つ 3 免疫の若さを保つ 。
そして “ アディポネクチン”にはは2つの働きがある。
① 糖尿など代謝に関係
② 最近明らかになってきたのが血管に対する作用 冠動脈の老化(石灰化)、
動脈硬化が起こると、カルシウムが沈着して硬くなってし
まうことがわかってきた。このCaは溶かすことができない。
血管が狭くなったところは開くことができる。

②について
レモンの皮に含まれるポリメトキシフラボンは、
血管の石灰化を防ぐアデポネクチンのレベルを上昇させる。
(2006 年 6 月 Nutringredients)
動脈硬化を抑えてくれる“アディポネクチン”は、
基本的に女性の方が多く、脂肪細胞で作られることが判っており
脂肪細胞で作られて血液の中に出てくるとき、
それを妨げるような炎症性サイトカインがいるが、
この働きをレモンの色素成分が抑えてくれるという。
妨げがないためアディポネクチンが有効に働くと言うことになる。

多くの機能性成分に富むレモン、
最後の言葉は味だけでなく栄養も加味されていいるような気がしてならない
「私の陽気なキッチン」を書いたエッセイストのローリー・コルウィンは言った。
「もしこの世で一つしか果物を選べないとしたら私は迷わずレモンを選ぶ」

河合果樹園






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みかんの収穫終了と無常と無農薬レモネーディア天祐魁偉

2018年12月15日 20時23分28秒 | 日記
今日、とうとうみかんの収穫を終えることができた。
2度の台風の直撃と、1度のかすった輩のおかげで、
苦労の連続となった収穫だったと振り返る。
これから貯蔵の準備をして、加温する温室、無農薬レモンの収穫、
無農薬レモネーディアの収穫、露地レモネーディア露纏の収穫など、
まだまだエンドレスで続いていく。
この複雑な栽培体系と販売体系が、
地域の絆へのアプローチの根底となっていることはあまり知られていないし、
経験しているものは少ないのでよくわからないと思う。

昨日は取引先のはなやさいさんへクリスマスJAZZライブを聞きに行き、
例年であればクリスマスソングに拒絶する脳の筋肉が、
今年は苦もなく受け入れてくれた。
精神的余裕なのか死生観のたまものなか、農夫の疑問は巡りめく続く。

露地のレモネーディア露纏は、秋の水分と雨によって肥大良好。
その分台風によって、重さを抱き込んだ枝達は裂けたり折れたりと、
回復には3年は要するだろうと経験上計算をはじく。
借りている無農薬レモネーディアのハウスは、半壊状態でいまだそのまま。
収穫が終わったら、片付けて泣く泣く来年度の生産は諦めることにした。
やっと10年たってたくさん収穫できるようになってきたのにと、無常を受け入れる。
若かりし頃だったら、心のダメージは計り知れないだろう。
天命クラブは諦める分水嶺が見えているのは、判断の連続という生業で、
鍛えられてきたおかげだともう一人の自分を諭す。
さて師走の贈り物に、無農薬レモネーディア天祐魁偉という
巨大なレモネーディアを提案させてもらっている。
すでにメルマガを見てお買い上げいただいたお客様も。
サンドイッチに挟むのにちょうど使いやすいサイズになります。
季節は冬だけれど、味覚に春を呼ぶレモネーディアのサンドイッチはいかがでしょう。
アルベド(皮の舌の白い部分)にはレモンより20%多くヘスペリジンが含まれています。
このヘスペリジンはビタミンCの細胞内残存時間を最大12倍にも高めてくれ、
血流改善から冷え性を予防します。

知識を食べながら味覚のレッスン、私も頑張らなくっちゃ!

河合果樹園





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みかん泥棒とドキドキハラハラ

2018年12月05日 19時41分54秒 | 日記・エッセイ・コラム
とうとう青島と寿太郎みかんの収穫に突入。
今年は10日ほど前から、みかんの木に花が咲くと言う現象に悩まされてきた。
業界用語なので読み手の皆さんはわからないはず。
引きちぎられて盗まれたみかんの後にみかんの皮の一部が、
まるで花のように白く見える状態をいう。

そんな中、昨日怪しい人影を発見!
そっと近づいて持っている袋の中を見ると青島みかんが!
怖かったけれど身柄を確保し、関係部署に連絡。
長い長い時間を必要とするため、こういったことに二の足を踏む市民が多いそうだ。
これこそ簡略化して、敷居を低くすることが犯罪撲滅に繋がると考えさせられる。
とにかく、一安心といったところ。
取調中、個人的には担当者の乗ってきた
YAMAHAのトリシティが気になってしまった。
聞いたところ自立機能はないらしい。
久しぶりにMP3のバッテリーが心配に・・・。

2日の日曜日、かねてからの案件が無事に終わった。
多くの方々の力を借りて、なしえたことに本当に感謝の念でいっぱいだ。
担当のN君の能力にかなり助けられ、
初恋レモンプロジェクトのベルカント高橋パティシエとさくらFOODSの北澤さん、
そして豊橋百儂人の菜ッ花園の中村さん、よっちゃんファームの北河さんの応援のもと
ドキドキハラハラ感を伴ってのプレゼンとなった。

河合果樹園での園地視察では、女性の皆さんの
熱心なまなざしから発せられる閃光を浴びながら質問に受け答えさせてもらった。
つるべ落としの中、もっといていい?という声もちらほらある中、
お互いに消化不良で幕引きとなってしまったのではないだろうか。

多くの共通項がお互いを刺激し合いさらなる発展に繋がればいいかなと思う。
N君のプラン通り、最初の対面をホテルアークリッシュ豊橋でさせてもらったのは、
景色の良さとクラブフロアーの雰囲気がとても良かったはず。
時間を割いていただいた今里総料理長をはじめとするスタッフの皆さんに感謝です。
そしてゆっくり、小椋佳の「思い込み」を初恋レモン・レモネームを口に入れて聴きながら、
歌い出しの歌詞にある自由を満喫したい。

河合果樹園






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