極早生みかんの収穫はあっという間に終盤に差し掛かってきた。
夏の限界を超える猛暑、40日もの雨の降らない日々、
雨が降り急な水分上昇で爆発、涼しくなればカメムシの急襲は
収穫量の激減をもたらした。
自然の営みの予報はあてにならず、勘だけが頼りだという環境は、
日頃のグーグル先生頼みに、五感を鈍らせられて、
どうも迷いというすっきりしない心持になる。
来週あたりから無農薬グリーンレモンの収穫ができるかと、
また一つ気持ちの隙間を埋める事象が増えそうである。
毎朝のエサやりが日課のメダカたちの子孫が、
オオカナダモのおかげで元気に泳ぎ回っている。
このメダカの飼育は光合成細菌(PSB)の実験で始めたもので、
水質浄化、色上がりなど、河合果樹園のみかんづくりとリンクしている。
今年は光合成細菌の増やし方講座を3回開催したので、
学びに来てくれた方々の知識の広がりとしてこの実験も一つのネタである。
11月24日(日曜日)はホテルアークリッシュ豊橋で、
農民藝術創造倶楽部のスペシャルファーマーズコレクションが開催される。
今回はまだ細かいところまではつめていない状況だけれど、
来てくれたお客様と生産者と料理人が、この東三河の農産物から醸し出す、
唯一無二の関係を築きながら楽しい催しになることは今までの経験で理解できる。
地産地消、身土不二など数十年の間語られてきた四字熟語には、
人々を魅了する言霊があることはわかっているが、
歴史を紐解くとどうしてもむなしさが表れる。
それは実際の行動や実績として、積みあがるものがないことに起因する。
今回のスペシャルファーマーズコレクションの背景にある東三河フードバレー、
この地域独自の分かりやすく印象的な言霊を
地産地消に変わって伝えていくタイミングになっていると思う。
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