果樹園の風

愛知県豊橋市で無農薬のレモンを栽培している河合果樹園です。
目指せ!楽しむ農業、楽しませる農業!

食物連鎖とあいちトリエンナーレとビールカクテル

2016年08月23日 07時26分14秒 | 日記
朝目覚めるとお日様と挨拶できなくなって来た。
しかし相変わらず夏の暑さは健在。
3つ巴の台風の内二つは影響がなかったけれど、
残り1つの台風10号が不穏な動きをしそう。
露地みかんの摘果作業もかなり進み、温室みかんの収穫は終盤戦。
無農薬レモネーディアの温室の中、
季節はずれに咲く花にシジミチョウが横になって止まっている。
「ふっ!」と息を吹きかけても逃げないので、顔を近づけてみる。
納得!ハナグモに捕まえられているのだ。
命をつなぐための行為は、人間以外の生き物にとってはいつも危険との隣り合わせ。
だから危険を察知する能力は衰えることはない。
虫たちを見ていると、この基準は彼らの方にあるような気がしてならない。


8月11日から始まって74日間開催される「あいちトリエンナーレ2016」。
今回は初めてここ豊橋会場にも芸術作品が登場している。
ぷらっと、水上ビル、開発ビルで無限の想像力をともなった異空間を体験できる。
異空間の非日常さに身を置くことに違和感が生まれるかもしれないが、
非日常とはその違和感までもを楽しむことではないだろうか。
その中の1つでも迷い込むことができれば、イベントは成功だと思う。
オリンピックがあったからではないが、
個人的には水上ビルのリオを拠点に活動するラウラ・リマの作品に迷い込んだ。


11日にホテルアークリッシュ豊橋であいちトリエンナーレの
オープニングセレモニーが行なわれ、
豊橋発ビールカクテル初恋レモンアイを楽しんでもらったと聞く。
徐々に広まる初恋の輪は、イベントなど出会うこともできる。
10月1日(土曜日)に豊橋百儂人祭りが行なわれる。
そして5種類の百儂人ビールカクテルデビューの日でもある。
おやじたち、この日ばかりは昼間から楽しもうぜ!







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果樹園の徒然とファーブル魂

2016年08月12日 21時56分26秒 | 日記
経済効果1000億円と言われる11日の「山の日」。
休みが長くなって多くの人がうれしい中、私たち農を生業とする者にとっては
出荷日が減ってしまいマイナス効果に感じる。
いずれ慣れてしまうだろうけど、今年はやや想定外だった。
仕入れる側も仕入れ予測に苦労すると聞く。
大人の部活は本当にたいへんだ!

ここ豊橋では雨らしい雨がほとんど降らず、砂漠状態となってきた。
先月の終わりから、みかんの木にひと時のオアシスを与える作業を徐々に進めている。
今年の早生ミカンは実が多く止まりすぎていて、何度落としてもまだなりすぎの様相。
そのためこのままでは超小玉の年になりかねないので、
摘果作業は収穫前までのロングランになるだろう。
そうこうするうちに出荷物と管理作業が一気に交錯する季節になる。
粛々と果樹園の風を感じながらこなしていこう。

一昨日、レモネーディアの温室の中で蟻に似た昆虫を発見!
これは・・・・・!クロヒョウタンカスミカメか!と湧き上がるファーブル魂。
苦節三年、コバノランタナを植えて待っていた甲斐があったと・・・。
しめしめという顔で、ペットボトルに捕まえて他の温室に移動させる。
ついでに接写を忘れずに、そしてパソコンで確認。
しかし!残念なことにどうも違う虫のようだ。
このところ2回とも空振り状態。
三度目の正直はあるのか?
昨年やられたクロトビメクラガメも気にかかる季節になる。
まだまだ「センス オブ ワンダー」磨かなければ・・・

河合果樹園 http://kawaikajuen.jp/



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自然の謎解きと藝儂人マガジンと灯籠で飾ろう二川宿

2016年08月01日 20時28分55秒 | 日記・エッセイ・コラム
みかん山の自然栽培園のレモンを見回っていると、
ツクツクボウシの初鳴きが耳に飛び込んでくる。
夏まっただ中だが、一瞬秋の風を感じた。
わが家の近くの森には、数年前から鶯が山に帰らず狸化している。
浜松のTさんの家も裏山に同じ状況だった。
わが家の場合遅れること1年、鶯にいったい何が起こったのだろう。
自然栽培園では巨大化したアゲハの終齢幼虫に巡り会う。
アゲハの種類なのか、食べ放題のレモンの葉に過不足ない栄養をとれたせいか?
いまだ人生で初めてということばかり。
謎解きが完成するのは、自然の中に身を置いている時が多い。
助手はいないので、ワトソン君とはいえないが・・・。


毎月2回、豊橋百儂人事務局が発行する「藝儂人マガジン」というメルマガがある。
構成は、■百儂人ニュース2.5h、■東三河食農トピックス、■あとがき。
私たち儂人も百儂人ニュースへ寄稿する。
毎回とはいかないが「農」にかける思いを
なんとか多くの人達につたえたいという思いで書かせてもらっている。
農という字に人偏をつけている所以なのである。
地域に愛される生業でなければという思いは、地域の食農情報もピックアップ!

そしてあとがきは、黒子に徹して幾星霜の事務局が百儂人や農の世相をぶった切り。
土用の丑に反応してか、今回は読み応えもうなぎ登り。
★あとがきはこちら★

さて30日土曜日に開催された、
第5回灯籠で飾ろう二川宿には百儂人のキッチンカーも見参した。
また百儂人サポーターからは、東三河炭焼き塾さんとかぁやん商店さんも一緒に出店。

夏の夜の幻想的な世界を食の方面から盛り上げていました。
気がつかない方々もいるかもしれないけれど、
本物の匂いを纏いながらのきちんとした食の提案がここにある。

市政110周年の豊橋、たいしたもんだな~!

河合果樹園 http://kawaikajuen.jp/











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