果樹園の風

愛知県豊橋市で無農薬のレモンを栽培している河合果樹園です。
目指せ!楽しむ農業、楽しませる農業!

睦月の雫と百儂人神経衰弱

2017年02月20日 10時19分28秒 | 日記・エッセイ・コラム
日の出とともに鬼瓦の上でチュンチュンと雀が楽しそうに遊んでいる。
果樹園の周りでは例年より雲雀を多く目撃する。
厳しい寒さで大きく南下してきたのだろうか。
何にしても自然の光景が日々感性に訴えてくる場面は精神的な安定をもたらす。
今シーズンの無農薬レモネーディアとレモネーディア露纏は、
果樹園の手を離れてはいるがいろいろな形態に変化してまだまだ賑わいを演出しているようだ。
「はなやさい」では3月5日までレモネーディアのサンドイッチが楽しめる。
ココラアベニューの「豊市」とカルミアの「山安」では、
ぎりぎりまで霜のリスクを受けたレモネーディアのストレート果汁贈答用を販売してもらっている。
今シーズンの初の試みで、1000mlの瓶に皮ごと絞った果汁を満載。
1月しか絞るタイミングがないため、その名を「睦月の雫」と命名した。
ONE&ONLYの商品なので、
初めて味蕾に当てはめる体感を伝えていただければ幸いです。


少々前のことだけど、恒例の豊橋百儂人の新年会が50人以上が集結し、
豊橋の100万$の夜景が楽しめる石巻山のナツメ別館で行われた。
百儂人のメンバーとサポーターそしてゲストのみんなで、
農と食を通してのこの地域の将来を語る。
この新年会での化学反応が、新たなステージを構築してきた。
小さなパワーの積み重ねは継続の中にあり、いずれ曜変する。
もちろん難しい話ばかりではなく、今回は百儂人神経衰弱で大いに盛り上がった。
酔っているせいか、本当に神経が衰弱してしまった方もいたみたいだけれど、
各儂人の素敵な作品をプレゼントを手にして少し酔いも冷めたのではないだろうか。
多くのサポーターに買い支えてもらい、地域の農が成り立っていることに感謝して
酩酊のなか最後は夜中まで儂人同士の語らいで盛り上がりました。


河合果樹園 http://kawaikajuen.jp/








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潜在意識と二つの戦略

2017年02月09日 11時48分03秒 | 日記・エッセイ・コラム
誰かが泣いているかのごとく、しとしとと雨が降っている。
泣いているのはとても身近なものだということはわかってつもりだが、
私はぬくぬくと温かい家の中にいる。
風雨、風雪に耐えているものに感謝しようと思う。
当たりそうもない天気予報は雪予報だったため、仕事を振り替えてお休みにした。
もちろん私は申告や溜まっている野暮用を粛々とこなす。
完全オフというのはもはや死語となっているのは明白。
潜在意識の中に常にあるものが、オフといえども猛禽類の瞳孔のごとく様々な情報を集めだす。
今年の反省の上に立って、この時季来シーズンンの戦略を練るのもまた楽しい。
永年作物である柑橘類は世の中の飽きるスピードについていけないのが現状だけれど
輝く金星のような機能性成分の宝庫であることを伝えて「飽き」をやり過ごしたい。
すべての人の想いはいっぱいだけれど、我慢してやり遂げる人は少ない。
とにかく口ではなく自身の手でこの世界を耕したいものだ。

青島の出荷も終わり、倉庫の中は大きな空間が戻ってきた。
パレットやみかんのコンテナを片づけてみると、
使用頻度の少なさに笑ってしまう。
一瞬必要!、そしてなくてはならない物。
農業はそう言ったものの宝庫であることが多い。
河合果樹園は年々、作るものの種類が増えているので、
単一のものを作っているよりは利用頻度は高い。
どこの柑橘農家も「飽き」に対応するため、多品種化へ進んでいるように感じる。
伝えることともう一つの戦略だ。
ただ、作業は複雑怪奇になっていき益々一人前までの道のりは険しくなる。
異常な速さで進む時代、不安は払しょくできないのは承知の助だが、
そんな空間を楽しんでいきたい。

河合果樹園 http://kawaikajuen.jp/


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