果樹園の風

愛知県豊橋市で無農薬のレモンを栽培している河合果樹園です。
目指せ!楽しむ農業、楽しませる農業!

自然と夏色レモネーディアとパナシェ

2014年05月26日 20時12分42秒 | 日記・エッセイ・コラム

スイカズラの花の香りに温室の横を通る時に首部を振らされる。
みかんの花もほとんど終わり、春の薫風もピークは過ぎたかれど、
こっそりと愉しませてくれる自然のルーティーンばかり目につく。
無農薬レモンも無農薬レモネーディアも小指大の実になってきた。
そして、初夏の花が咲いたり、蕾が顔をのぞかせ出している。
これからまた花の管理をしなければいけない時季となる。
収穫までの時間的感覚は年齢とともに短く感じるが、
酷使する肉体的感覚はどうも精神的ではない細胞的に長く感じる。

もうすぐ収穫できそうな初恋リーフの亜鉛パワーとムチンパワーで、
今年も肉体に投資していくことにする。

昨年の11月から栽培にチャレンジしている、
この時季から夏にかけて収穫する無農薬レモネーディア。
名前を夏色レモネーディアと呼ぶ。
栽培方法も未知数、経験も1年目、うまくできるのにはまだほど遠い。
新たなチャレンジで、誰もが考えていなかったことに気づくことが多い。
多くのお客様から端境期に新鮮な無農薬レモネーディアがほしいといわれ、
木に登ってしまうところが少年たる所以か。

とにかく時間はかかるかもしれないけれど、温かい目で見守ってくだされば幸いです。
レモンと比較してレモネーディアに数倍含まれるリモネンは
不思議なご縁が2乗されたことでその価値が理解できた。
そういえば先日もなぜこのタイミングでという出会いがあった。
貸し切り状態のバーでレモンとビールのカクテル(パナシェ)を飲みながら学生時代の後輩に。
後輩はステージに、横にいっしょに飲んでいた人も後輩。
CDにある「ラン・ラン・トムコリンズ」を聴きながら、今がある。トムコリンズとは・・・。

河合果樹園 http://www5.ocn.ne.jp/~kawaikje/

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みかんの花の香りと女性自身

2014年05月11日 21時06分54秒 | 日記・エッセイ・コラム

露地みかんの花が咲き出して、辺り一面いい香りが漂っている。
もちろんあらゆる植物が発する香りが、薫風として心地よさを増長する。
もう少しで摘蕾作業も一服する。
無農薬レモンや無農薬レモネーディアは整理落下期に入り、
落ちすぎを警戒して見回りに余念がなくなる。

雑草コントロール栽培のメインのナギナタガヤはかなり出穂してきている。
昨年、土を少し耕したため悪い草が増えたのが気がかりだ。
見る事も仕事だと思うと、新たな気づきが生まれるはずだ。

先月の上旬から 「女性自身」と言う雑誌を見た何人ものお客様から
河合さんのやってきたことが掲載されているよと教えてもらった。
「国産レモン、皮ごとがぶり!でサビない体作り」という見出しで、
レモン情報が7ページにわたって書かれている。
皆さんからの情報をまとめるとどうも豊橋方式と食べ方がまるっきりダブって見えてしまったようだ。
教えてもらって自身読んでみると、がっかりした。
レモンの作り手が長い年月をかけてまとめてきたものが、
表面的体裁を整えて情報として簡単に流れているのは・・・。
レモンの皮ごとすり下ろし(豊橋方式)の根本技術は、
手に入らない完熟したレモンを使うという原則がある。

メールでいただいた、「ためしてガッテンを見てレモン作りに希望の光が見えた」
と言う言葉からは、道を切り開いていくものとその道をついてくるもの絶対的差が
存在することを確認できた。
ただ、自分の拙劣な部分を見つめ直すことで上を目指すことだけは続けていきたい。

河合果樹園 http://www5.ocn.ne.jp/~kawaikje/

※画像はアブラムシを食べる日の丸飛行隊のヒラタアブの成虫

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