果樹園の風

愛知県豊橋市で無農薬のレモンを栽培している河合果樹園です。
目指せ!楽しむ農業、楽しませる農業!

異常気象と初恋レモンアイ

2014年06月20日 07時14分43秒 | 日記・エッセイ・コラム

空梅雨の中、毎日暑い日が続くけれど
植物はどうも秋を感じている気配。
初恋リーフにはむかごができたり、
雑草はコニシキソウやアメリカセンダングサなどが顔を出している。
亀は産卵まっただ中で、畑の中を闊歩している。
夜盗虫も初夏にしてはやけに多い。
そいつらを食べてもらうために旬卵の高橋養鶏さんから派遣してもらってた鶏三羽。
やってきた時はDNAのスイッチは切られていたが、
ただいま野生を取り戻している。
いい虫まで食べてしまうのが難点だけれど、暑さの中頑張ってもらいたい。

17日の中日新聞に「初恋レモン・レモネード」を取り上げてもらい
あっという間に4割が手元を離れていった。
今までにない皮ごと搾った果汁で作ったため、
皮の栄養はそのままレモネードにバトンを渡すことに。
ただ今までにないということは、ほとんどの人は本物の味を知らない。
とういうことは通常商品としては没なのだろうが、
普段からタブーに挑戦することで無農薬技術を確立してきたものにとっては
没にしないという不文律みたいなものがあった。
だから楽しく飲むためには・・・、レモネードとビールのカクテル・・・。
先日手に入れた有名グラスにレモネードを3分の1入れ、
ビールを泡が多く立つように注ぐ、豊橋発のカクテル:初恋レモンアイの誕生となった。
レモンポリフェノールとヘスペリジンのおかげで肝臓の機能は向上。
レモンつながりでいつも次の出会いが用意されえいる。

明日も元気に働こう!

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種まきとリップルチェンシン

2014年06月07日 17時23分32秒 | 日記・エッセイ・コラム

梅雨に入り、各地で大雨の被害のニュースを聞く。
ここ豊橋ではまだ豪雨と言うような降り方はしていないが、
時折南下してくる寒気による風が不安を助長する。
雑草コントロール栽培実践中、今年も9月に生える草が顔をのぞかせる。
ナギナタガヤは倒伏期まっただ中、なんとか時間を見つけて採穂して、
生え方のうすい場所に移動する。
天敵昆虫をおびき寄せるスズメノエンドウはだいぶ前に採種してあるので、
自然栽培園に持っていっていっしょに蒔く予定だ。
横綱級のクロヒョウタンカスミカメという天敵を呼ぶために、
コバノランタナを温室の中に植えてみた。
果たしてどうなるのか、結果は当然1年以上かかるはず。
まるで種まく旅人化しているのではないかと錯覚する・・・。

少し前、「台湾と日本精神」と「台湾紀行」を風薫る中読ませてもらった。
すると2007年に台湾に農業視察にいった時、台湾のガイドさんのいった言葉が本を読んで蘇ってきた。
後藤新平、磯永吉、八田與一・・・。台湾には教科書に出てくる日本人が多くいる。
そんなことも知らずに、当時とても恥ずかしさを感じたことも事実だった。
今回、歴史的な背景がやっと少し理解できて、日本のすばらしさを台湾を通して再認識できた事は
「考え方」の部分でまた一歩進めたかなと思う。
成功=考え方×熱意×能力だと言われる中、
いままでその状態を保つことにエネルギーを使っているつもりでいた。
本を読んで生死に直面してきた人達から見れば恵まれている時代で、
なぜ考え方がマイナスになってきているのか。

考え方がマイナスであれば、他がいくらプラスでも答えはマイナスになるのは当たり前。
今一度、「リップンチェンシン」探しの旅に出てみるのもいいかもしれない。

河合果樹園 http://www5.ocn.ne.jp/~kawaikje/

画像はレモネーディアの初夏の花

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