果樹園の風

愛知県豊橋市で無農薬のレモンを栽培している河合果樹園です。
目指せ!楽しむ農業、楽しませる農業!

春のみかん山とレモネード

2014年04月30日 22時04分49秒 | 日記・エッセイ・コラム

みかん山の藤の花が雨の中、とても美しく見える。
椎の木の花は、モコモコと入道雲のように筋肉美をアピールしているかの様相。
雨の中のみかん山は、まるで天然の空気清浄機だ。
おもいっきり鼻呼吸ができるのことは、究極の贅沢かもしれない。
露地みかんの花の多い木は、摘蕾という作業を始めた。
根気のいる作業だけれど、結果がでる時期はとても短い。
太陽の下、ビタミンDを合成しながらみかん山の段で汗をぬぐう。

以前にもブログに書いたが、D・カーネギー「道は開ける」の本に書かれている
"When life gives you lemons,you should make lemonade."という言葉が急に頭に浮かんだ。
もちろん直訳もしかりレモネードを作ることになったのだけれど、
本当の意味としてもまるで自分のことのように迫ってくる場面があった。

レモンを作り始めてから25年、幾度とない不思議体験は振り返ると
無駄とも思える数々の種まきと、裏表や角度を変えての見方。
一歩間違えれば狂人かと思われる状況もあったかと思う。
昨日、覚えたパナシェを飲みながらパソコンに向かっている。
パナシェはレモネードにビールを注いで楽しむカクテル。
いままでバーで飲んでいても全く気がつかなかったのか、メニューになかったのか。
今日、千葉県より昨日発売されたばかりの
「アサヒのレモネード 特濃 sparkling」が不思議なぐらいGood Timingで到着。
まるっきり河合果樹園の開発とかぶってしまっているところが、また不思議。
こういった流れのときは正鵠を射ることができるはずだが、さてどうなるか?
欣喜雀躍してみたいという、妄想が浮かんでくる・・・。

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自然農法と初恋レモンソルト

2014年04月20日 16時48分02秒 | 日記・エッセイ・コラム

御衣?桜が満開となり、早くも憎きアゲハ蝶を目撃するようになった。
害虫なのでどうも美しく感じられないのは、致し方ないと思う。
やはり心配が先に立つのである。

20年以上無農薬で栽培した鉢植えのレモンを新しい鉢のレモンと交換した。
私たちの専門用語で「改植」と呼ぶ。
生産性が落ちてしまったものを、フレッシュな木に変えて生産性を上げようというもの。
お世話になりましたと、古い木は切ってしまおうと思ったがアニミズムを感た。、
そしてひょっとしたらこの窮屈な鉢の中から出して上げればまだ働けるのではと思い、
我が家で一番生産性の悪い超段々畑に、第二の人生を託すことにした。
ものすごい重労働であったが、キツツキが木を突っつく音を聞きながら60本を移植。
これから高低差を生かした自然農法にチャレンジしてみようと思う。
はてさてどうなるやら・・・。

今月の始めに作った、レモンの塩漬けがいい塩梅となってきた。
通常のレシピだとレモンと塩を半々ぐらいでつけるのであるが、
漬け汁を進化させるために果汁を入れて作ってみた。
プリザーブドレモンとの違いは、水を入れるか入れないか。
ちょっとややこしいかなと思いつつ、多国籍化する日本の食の中で
レモンソルトやレモン塩や塩レモンと呼ばれて、昨年辺りからあちこちで取り上げられている。
使い方はまさしく万能、万能の調味料として
今まで味わったことのない味覚へと誘ってくれるのである。
つける年数によって、味が深まっていくのも特徴で何年ものと言う価値観がそこにわき出る。
焼き物、煮物、サラダ、麺類、ご飯といろいろな料理に。
個人的には漬け汁は、夏の水分補給としてレモンソルトウォーターとして使ってみたい。
自分のエコーロケーションを信じてみよう!

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アブラムシ駆逐大作戦と二川レモンかしわ餅

2014年04月10日 20時11分10秒 | 日記・エッセイ・コラム

ちょっと動くと汗ばむ陽気になってきた。
みかん山のサクラはちょっと遅い種類?が今日の強風でさくら吹雪を演出中。
そして木イチゴの花がきれいに咲き、山帰来の葉の薄い緑もいい。
常緑樹は新葉と入れ替わりで、旧葉の雨を降らしている。
いずれ微生物の分解されて、土へと帰っていく。
積もった葉の下には、健康へと誘う目に見えない宝物のユビキノンが生成される。
自然を大切にしなければいけない根源のような気がする。

無農薬レモネーディアの温室の中では、テントウムシの幼虫やヒラタアブの幼虫が
アブラムシ駆逐大作戦を展開している。
そろそろテントウムシ捕獲大作戦の指令を出さなければ・・・。

河合果樹園は東海道五十三次の33番目の宿:二川宿の入り口?にある。
東海道を旅した人達が、突如現れる奇岩の「立岩」に驚いたという。
その立岩の南側で河合果樹園は代々柑橘類を栽培している。
歌川広重の浮世絵で二川は、かしわ餅の看板を掲げた茶店が画かれている。
そんなことから以前から、頭に浮かんでいたのがレモンかしわ餅。
たまたまご縁をいただき、つくる事になり「二川レモンかしわ餅~三十三番目の初恋~」が誕生。
4月15日には市役所で記者発表、20日にはまちなかマルシェで限定100個販売の予定。
爽やかさを纏ったレモンかしわ餅、実はプロの作り手には「餡とレモンは合わん」と言われているらしい。
河合果樹園のレモンだからできるのか?、皮ごと使うため精油の成分がいい働きをしているのか。
とにかく二川名物となるかは、地域の人達の「突き抜け」にかかっていると思う。

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