果樹園の風

愛知県豊橋市で無農薬のレモンを栽培している河合果樹園です。
目指せ!楽しむ農業、楽しませる農業!

周りの映像とみかん新聞とデヴィッド・コパフィールド

2021年05月31日 15時48分10秒 | 日記・エッセイ・コラム

最速で梅雨に入り、心配していた病気はちょうど食べ頃になってきた枇杷を見ると
やはりという状況で気持ちは少し迷子のようである。
一転、雨はどこへやらと乾燥した風が新緑を潤す季節を遠ざけている。
無農薬レモンは6月の声を聞かないうちに2番花が咲きだした。
こちらも例年よりやはり早い。
3月の終わりから鳴きだした鶯はいまだに果樹園の周りで磨きに磨いた美声を発し、
乾いた風に騒ぐ梢たちのアクセントになっている。
咲き出した紫陽花はだんだんと色濃くなってきたが、
やはり雨粒が似合うところかなと私のわがまま心が騒ぎ出す。
珊瑚樹は白いつぼみが開きだし、
そのうちに地面いっぱいに初夏の雪を降らせることになる。
毎年の一瞬の美は天命クラブが熟す最終年に心の映像として鮮やかになる。

NPOほの国プロジェクトのろみちゃんから、みかん新聞のお願いがあり、
今年もオーナーの皆さんに来月そうそうには今のオーナー園の状況と
今シーズンの募集のお願いが届く予定である。
コロナ渦で心配な状況ではあるけれど、ワクチン接種が進むのと11月までの時間的なことから
なんとか、みかんたちを皆さんに食べてもらえるのではと・・・。
とにかく管理作業だけは例年通りに頑張っていきますので、よろしくお願いします。

相変わらず会議や寄り合いは中止だったりZOOMだったりと、
今までの生活スタイルとは大きく変わってしまった。
移動という時間がなくなったので、その分余裕が生まれる。
そんな中、クリント・イーストウッド監督、マッド・デイモン主演の
ヒアアフターという映画を見た。
41分27秒ぐらいに、「レモンを見ると落ち込んでいた彼の心もすぐ晴れた」という字幕が!
調べると英国の文豪チャールズ・ディケインズの「デイヴィッド・コパフィールド」の一節だと思う。
またひとつ課題を与えられたようだ。

河合果樹園

 

 

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梅雨入りと名誉の負傷?とデュアルタスク

2021年05月20日 12時12分55秒 | 日記・エッセイ・コラム

ここ豊橋も梅雨入りしてグズグズした天気が続くという予報。
みかんやレモンたちは花弁が落ちる時季なので、病気が出ないか心は暗い。
無農薬の温室の中は例年より早く初夏の蕾が見えだした。
こちらもどうやって乗り切るか思案の蜘蛛の巣を頭の中に張り巡らせる。
ちょうど一週間前に倒れてきたはしごをよけるため
脚立からとっさに飛び降り着地に失敗した。
脚立の6段目の高さは流石に私の年齢では、
ということで左足かかとは大きく腫れている。
一瞬、折れたかと頭の中の電気信号が駆け巡ったが、
ヒビが入ったぐらいで何とかすんだ。
かかとをつけずに歩いて仕事は進行中。
完治まで1ヶ月つぐらいだろうか。
仕事のペースは俄然スローになるが、この時季で良かったと思う梅雨の中である。

前回のブログでも書かせてもらったように、
開花までの時間がかなり長く推移したおかげで、
河合果樹園のみかんやレモンたちは今のところたくさん実をつける様相。
何年かぶりで落ちすぎから解放されそうだと思うが、こればかりは天候次第である。
露地みかんは初めて見るような、作り手として嬉しい形をしている。
形が扁平で、温度管理をする温室みかんと同じ。
この先が楽しみである。

みかんの花も終わり、金銀花も終わり、定家葛の花の独特の香りがみかん園の周りで移ろう。
バックキャスティングから時の流れをどう泳ぐか?
そこには仕事をしながらのディユアルタスクという楽しみがある。

河合果樹園

 

温室の上から見るみかんの新緑と奇岩立岩

 

みかん山の頂上はナナフシの繁殖地 毎年の出会い

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季節の徒然と龍馬で作るパナシェ

2021年05月10日 20時13分57秒 | 日記・エッセイ・コラム

日中は少し動くと汗ばむ温度になってきたが、
日が沈むとやや肌寒い空気が足下にまとわりつく。
そして虫たちと蛙の鳴き比べ大会が辺り一面で始まり、
もうすぐやってくるだろう新たな世代への更新を予感させる。
露地みかんの花は満開を過ぎ、落弁期という花びらが散る時季になってきた。
満開までは以外と寒く、ゆっくり時が流れたおかげで小さな実は誇らしげである。
定期的に降る雨に一方ではみずみずしさをいただき、もう片方では病気の発生をいただく。
自然の掟は、五感プラスアルファの第6感がものを言う時季。
37回目のみかん作り、果たして吉と出るか?楽しみである。
無農薬レモンたちも数年ぶりに多くとまってくれることをただ!ただ!祈!

ここ愛知県は12日から緊急事態宣言状態になる。
飲食店はアルコールの提供ができなくなるため、
飲めるお客様は辛く、なれないノンアルコール飲料でのどを潤す。
私は元々はアルコール大好き人間だったけれど、数年前からほぼ下戸状態をキープしている。
そのため暑さと共にのどを潤すのは、龍馬1865という無添加ノンアルコールビール。
なかなか飲食店には置いてない代物で、たまに新規のお店で見かけるけれど、
すぐに扱わなくなってしまうか、お店がなくなってしまう。
ということでネットで取り寄せ、
それは私の喉と初恋レモンの研究という名目でおなかの藻屑と消える。
初恋レモン・レモネードをグラスに1/3注ぎ、冷えた龍馬で割る。
ノンアルコールパナシェができあがる。
大変なコロナ渦であるが、まだ体験していない方はお試しを!
もちろん飲める方はビールでどうぞ!

河合果樹園

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