果樹園の風

愛知県豊橋市で無農薬のレモンを栽培している河合果樹園です。
目指せ!楽しむ農業、楽しませる農業!

たらい回しとド年末百儂人グルメイド祭

2013年11月30日 18時41分57秒 | 日記・エッセイ・コラム

何とか早生みかんの収穫が終わった。
これから青島みかんの収穫へと移っていく。
出没してきたメジロとの戦いになることは必死だろう。
このみかん農家として超繁忙期に、自身がたらい回しに会うとは思っても見なかった。
だいたい大きな組織で分業と言う名の効率化をしていると、組織内の相手の仕事が見えないため、責任逃れの言い回しで顧客を目が回る状態に追い込む。
水の上でたらいを回すと本当に良く回る。
いったい誰がつけたのだろうかと感心することしかりである。
忙しさとたらい回しがいっしょに来るとは・・・。
組織に隠れたいい加減さ、それならまだ地元の組織の方が目も声も届く。
私たちの生業は口では稼げないのである。

今年で第9回目の地産地消型みかんのオーナー制度も天候に恵まれ無事終了した。
60組のオーナーさんのおかげで、施設の皆さんに6本の木を寄付することができた。
毎年、ワークス岩西さんからお礼の手紙が届く。
繁忙期に心洗われる瞬間があるのもいいものだ。
”お手紙、ありがとう!”
来年は10周年、多くの人の汗でみかん山が徐々に復活していけばと思う。
昨年からボランティアで手伝ってくれているほの国プロジェクトの皆さん。
若者たちの飾られていない声がみかん山に響く。
なんだか私たちも若返ったように気になるから不思議だ。
12月28日(土曜日)には”ド年末百儂人グルメイド祭”が、こども未来館ココニコで開催される。
豊橋百儂人とほの国プロジェクトとの競演だ。
大人からこどもまで楽しめる食農&サブカルチャー企画を若者たちが束ねる。
もちろん河合果樹園も参加する。(レモネーディア販売予定)
若者、馬鹿者、よそ者が本流でないところから動くとどうなるか、こうご期待!

河合果樹園 http://www5.ocn.ne.jp/~kawaikje/

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かかし大作戦と伝える”気”

2013年11月18日 20時00分53秒 | 日記・エッセイ・コラム

露地みかんの収穫に追われる時季になってきた。
今年は酸の抜けが早い年で、経験値にない展開となりそうな気がする。
そしてヒヨドリとの競争での収穫作業。
我が家の対策は人的被害も考慮に入れてのかかし大作戦。
自分で設置したのに、暗くなってくると”ギョ!”とさせられる。
そのことから、かかしの蠱惑的働きかけは、ヒヨドリより人間ということになりそうである。
忙しさに惑わされないように注意せねば!

露地みかんと同時進行しているのが、無農薬レモン&農薬レモネーディア&初恋リーフ。
もちろん収穫していないものも管理作業がつねにつきまとう。
販売してくれているところにも顔を出すのも仕事の内で、マルチな生業が加速する。
売り場を見ると、伝え方が売れ行きを大きく支配しているのがわかる。
ある方が、農産物には「気」があると言われていた。
ただその気は、流通の過程で失われて普通のポテンシャルまで落ちてしまうため、
直接買い入れることですこしでも減少しないようにしたいと・・・。
自分の作っている農産物は少しでも「気」が減らないように、売り場の担当者との距離を縮めたい。
今週の河合果樹園は何をしているのかを、お客様に知ってもらうことでも
嫁がせている子たちのポテンシャルは落ちなくなると思う。
あちこち売り場を見るのもまた楽しい。

画像は3箇所の取引先です。http://www5.ocn.ne.jp/~kawaikje/kawaikajuenkaerumise.html

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イベリコイノシシと勝谷誠彦

2013年11月08日 20時09分33秒 | 日記・エッセイ・コラム

過ごし易い気候に食欲はレッドゾーンに突入してしまっている。
当然、そのツケはお腹周りにきてしまうため、ズボンは横に引っ張られて苦しそうである。
この時期にしては珍しく、日中、夜盗虫が陽の力で体温を上げて
もうすぐ訪れる寒さまで必死で成長しようとしている。
初恋リーフを食べられるのは癪に触るけれど、後二~三日の辛抱だと予測する。
今年はみかん山のドングリが大豊作だ。
ドングリもみかんと同じで隔年結果すると記憶しているので、来年は・・・。
イノシシもたらふくドングリを食べることができ、うらやましい肉質になるのでは?
そう!イベリコイノシシと言えばなんとなく美味しいく感じるはず。
そう思って検索すると、結構ヒットする。
いやはや、域を超えていない自分の発想に思わず笑ってしまう。

昨日、愛知県農業経営士協会40周年記念式典ヒルトン名古屋で600人以上を集めて開催された。
記念講演は勝谷誠彦さん、言わずとしれた「たかじんのそこまで言って委員会」を首にされた人。
決して変な意味で私が紹介しているのではなく、これは本人の紹介ネタです。
”「文化」としての農業と国際化”と題して、普段自分が考えていることと合致したお話は
めまぐるしい早さで展開されていきあっという間であった。
ほとんどの人が覚えて帰ったと思われるフレーズ、「ラベルで呑むな、舌で呑め」は確かにいい。
私なんかは「したを鍛える」といつも言っているので、なんとなく共感回路が働く。(なぜひらがななのだろう。)
さらに「天に月、地に山」で呑ませてもらっている「義侠」にも。
さらに、現在読んでいる里山資本主義((藻谷浩介著)もさらりと。
最後に「地域のリーダーである皆さんが地域の農的文化を大切にして・・・」と
当たり障りないようにかなりぼかしてエンディングに持っていったように感じた。
M大のT先生の話がよぎった。
「本物の授業は30人中2人解ればいい授業だ!」

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