果樹園の風

愛知県豊橋市で無農薬のレモンを栽培している河合果樹園です。
目指せ!楽しむ農業、楽しませる農業!

イレギュラーとモリコーネ

2023年01月20日 20時15分31秒 | 日記・エッセイ・コラム

1月も残すところ10日となった。
例年にない年が明けてからの忙しさにすっかり更新をサボってしまった。
事の発端は年末からのイレギュラーの仕事が影響したことである。
まあ何とか乗り切ったのでよしとしなければと、
気持ちを切り替えてみる。
農産物の販売状況は、光熱費や加工食料品などの値上げで当分苦しいと思う。
そんな状況下ではいつまで経っても農業という生業は、
天を覆う黒い雲の下で雷に打たれるごとく悩ましさからは解放されない。
しかし気持ちは晴れやかに、レモンイエローの芸術品を送り届けていくつもりだ。
みかん園の雑草、オドリコソウは少し前からうどんこ病が発生。
おいおい大寒なのに、春かよと言ってみたくなる。
日の長さを感じるこの頃、終いの仕事と走りの仕事が交錯する。

先日、仕事を片付け「モリコーネ映画が恋した音楽家」を見に行ってきた。
大好きな「ニュー・シネマ・パラダイス」の愛のテーマつながりからだ。
この映画、籠盛りのレモンが画面の片隅に2度出てくる。
映画監督になった?トトのベッドの脇、イタリアらしい大きくて少しゴツゴツしたレモン。
シチリアを旅したとき、海岸線の行商の車に見たものと同じだ。
レモンの原種に近く、皮が厚い。
我が家のジャンボレモンもきっとそこから選抜されたものではないかと妄想する。
今日も無農薬フルーツレモンを箱詰めしながら、つい口ずさむ。
当分、モリコーネの音楽の世界に頭の片隅のスペースを奪われてしまうだろう。
映画の中のほんのワンシーンが、生業を伝えることに繋がっていく。

河合果樹園

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2023年の道標と気付きの具現化

2023年01月01日 11時52分29秒 | 日記・エッセイ・コラム

あけましておめでとうございます。
本年もどうぞよろしくお願いします。

2023年はどんな年になるだろうか!
河合果樹園代表としてどのようにタクトを振ればよいか。
地域の経済と生産者としてどのようにかかわりあいながら、
他の地域にない仕組みを構築するか。
このお正月の時間を使って考えておかないと、
仕事に追われてゴールは遠くなることになる。
そうは言っても耳順倶楽部に入ってしまった身、
身体と相談しながらのパフォーマンスになる。
そんな状況を温かく見守ていただければ幸いである。

To Doとして!
新しくチャレンジしている無農薬ベルガモットと無農薬ライム、
植えてから数年の自然の叡智との駆け引きから新たな展開を模索する。
自然栽培レモンは少し面積も増えて、原産地の生理生態を確認でした。
それは誰も気が付かない反応なので、
絵本にして解説してみたい気持ちが生まれている。(作家さん募集中)
無農薬ベルガモットの果汁は、1%の奇跡としてもう少し実験を!
妄想はビーガン向けにそれを利用してみるのもありかと。
身体は一つなのでどこまでできるかあまり期待しないでお待ちいただきたい。

もう一つ屋上農園の運営母体である
農民藝術創造倶楽部が目指す東三河フードバレーに、
もう一つスパイスを聞かせるサテライトメンバーシステムを構築すればと気が付いた。
Goサインが出たのでこれも気概を持った生産者サポーターを募集したいと思う。
これでは引退は当分できそうにない。

河合果樹園

エムキャンパスフードのおせち 無農薬フルーツレモンのレモン釜

 

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