雪の舞う風景に首をすくめて剪定作業が本格化してきた。
いつもなら我が家の河津桜がかなり咲いているのだが、
今年はまだ数輪が寒さに耐えて美しさの前段階というところ。
収穫しておいたマザー・ヴィクトリア、ネットショップは先週から販売、
フードオアシスあつみ山田店さんは今日から販売となる。
お客様からの問い合わせに、なんとか間に合ったかなと思う。
マザー・ヴィクトリアは正式名称をかんきつ中間母本農6号といい、
キングマンダリンと無核紀州の掛け合わせで、
一度ははねられた品種だが、そのおいしさと豊富な機能性成分から
目をつけられて作られるようになったものである。
特徴は、種がはいらない、酸味が少ない、機能性成分に富む、
ジュースなど加工するととても美味しいなど。
機能性生分は発がん予防・骨粗鬆症予防のβークリプトキサンチン、
リュウマチ・メタボ予防のノビレチン、
気管支を広げる&風邪予防のシネフリン。
魅力のある柑橘であるが、まだ全国での生産量は微々たるもの。
私も作るのは簡単だと聞かされて作り始めたが、
いろいろと問題があるから生産量が増えないのだと思い始めた。
レアなフルーツとして1ヶ月ほどの販売となるだろう。
来週末にemCAMPUSにも並ぶことになる予定です。
さて無農薬フルーツレモンの方は、まだまだ収穫と発送が続きます。
心配なのは今年の異常な寒さ!
かなりレモンの木はくたびれているのではないかと・・・。
このような年は花芽の立ち上がりも遅く、
春先急激な温度上昇で実が落ちてしまう可能性大。
今シーズンは春先の温度上昇がゆっくりであったため、
作り手にとってはうまくいったのだが、その裏が怖い!
柑橘類の生理生態である、隔年結果という文字が脳裏をかすめる。