果樹園の風

愛知県豊橋市で無農薬のレモンを栽培している河合果樹園です。
目指せ!楽しむ農業、楽しませる農業!

温室みかん収穫開始と初恋レモン餃子東京へ

2010年06月26日 20時17分38秒 | 日記・エッセイ・コラム

ハグロトンボが乱舞するむしむしとした季節のまっただ中、温室みかんの収穫が始まった。
これから3ヶ月間、暑さの中での作業と格闘することになる。
今年も多くの人に健康のために食べてもらえると、
みかんたちは自身のCSRだと満足するかもしれない。
複雑な要素が栽培方法に絡み合い、生物の多様性を維持しながらの栽培は、
どんどん本物の安心安全へと近づいていっていると思う。
口先だけではない、見せかけだけではないことの判定基準は、
発酵技術・天敵の技術・ミネラルの技術・少肥技術・葉面散布技術など多岐にわたる。

その一つ一つに精通して可能な栽培だと多くの現場の人たちは思っているのだが、
簡単にできるという錯覚をしてしまう情報が蔓延している。
まだまだ私たちの伝え方の方向性がずれているのだろうか。

今週、この蒸し暑さを吹っ飛ばすにはもってこいの初恋レモン餃子が、
ナムコナンジャタウンで販売されることになった。

初恋レモンプロジェクトがついに東京へ・・・、ヘルシー餃子ちゃんがんばってください!
添加物を一切使わず、こだわりの食材でまとめた初恋レモン餃子、
豊橋発を演出してくれることに、関係者の一人として素直にうれしい。
まだまだ先のことですが、7月7日(水)ちょうど七夕の日に、
FM豊橋津谷ヨシヒデさんのゴゴイチゴ「太陽と土と水」というコーナーに出演させてもらうことに。
14時15分頃からの生の声を、お時間の許される方は是非聞いてください。
農業・初恋・儂人など、うまく伝えるための修練の場をいただいたと思い、
一生懸命いい方向へとお話させてもらいます。
空回りしないように・・・・・。(^^;)

P6200849s

Dsc02552

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

紫陽花とサッカーワールドカップ

2010年06月16日 21時06分28秒 | 日記・エッセイ・コラム

待望の雨がやっと降った。
紫陽花は急にうれしそうに”水の容器”に変身する。
これでみかんの小さな玉もぐっと伸びてくれると思う。
レモンの温室の中では無農薬リンゴの木村さんのマスコットキャラクターのハマキムシ
怒濤のごとく増え始めている。
”ゾクゾクと寒い”作業だがテデトール(手で取る)という農薬で、
やっつける作業は当分続くだろう。
カマキリくん(ハマキムシの天敵)、仕事をサボらないで~!

この蒸し暑さの中、サッカー日本代表が”不屈のライオン・カメルーン”に勝利。
4年前のブログでは、果物の消費量とワールドカップの順位が比例していることを書いたが、
ひょっとして栄養管理者が読んでいたのかと勝手に空想。
でも今回は、名古屋グランパス→VVVフェンロ→CSKAモスクワの本田圭佑
FWで使った岡田采配がよかったと思う。
岡田監督がマリノス時代採らなかった選手が、今その元で活躍するという物語は、
個人的にはとてもおもしろいと思う。
試合の中で局面を個人技で打開することが、ワールドカップでの勝利には求められる。
組織だけの力ではワールドカップに出場できても、上位には・・・。
私の乗っている船(業界)も、横一線の動きを求めるけれど、
危機的状況の中で打開策を見つけて進むためには、
オールラウンドプレーヤーの個人技が必要だと、
あるアグリベンチャーの方も同意見で説く。

紫陽花は1年に一回しか咲かないけれど、
”水の容器”をいっぱいにする準備はしておきたい。

P6130800_2

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

言霊とドレッシング【KATARIBE】

2010年06月07日 19時38分12秒 | 日記・エッセイ・コラム

そろそろ雨がほしいと、みかんの木の言霊が聞こえてくる。
昨年、台風で痛めつけられている木は、
作り手が望む生命力旺盛な生育を忘れている。
一雨降ったら、みかんの果汁で作った自家製栄養剤を撒くとしよう。

先週、東京へ行く用事があったので国立の農家の台所へ行ってきた。
サラダバーを楽しみ、タジンのランチをいただいた。
サラダバーで野菜をカットしながら、「語り部」がお客様と会話のキャッチボールをする。
野菜たちの生い立ちは、どんなドレッシングより味を引き立てる。
彼らが食べられることの幸せをまるで感じているかのように、
列に並んで待っている私には思えてきた。
その後、山形ガールズ農場で世間を騒がせている国立ファームの事務所に突然お邪魔することになり、
半年ぶりに、高橋がなりさんとお話することに。
若手社員を叱咤しながら、うまく儂人との接点を演出するところは、
とても上手で共存型のがなり氏を垣間見た瞬間だった。
若手の社員の方から、豊橋のファーブルにいろいろと質問が・・・。
聞かれれば「人寂しい儂人」はついつい時間を忘れて答える。
いつか農の「語り部」として、達人の域に達することを願って・・・。
百人百通りの農業があるという、つきない物語が次から次へとわき上がると
補助金なんかに頼らなくても十分生業としてとして成り立つ。
補助金をもらわないことを農的応援隊の人たちに自慢にしよう!

http://www5.ocn.ne.jp/~kawaikje/

Dsc02495

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする