果樹園の風

愛知県豊橋市で無農薬のレモンを栽培している河合果樹園です。
目指せ!楽しむ農業、楽しませる農業!

間違った舵取りと健康フォーラム

2024年10月23日 13時51分46秒 | 日記・エッセイ・コラム

今日は恵みの雨と意識しているけど、
心の中では線状降水帯が空を覆うことがないかとやや心配している。
メディアではいろいろな品目がさらに値上げというニュースが多い。
理由は企業努力ではもはや対応できないと言うことだ。
生産者のいる土俵は消費者の節約志向と流通の利益確保など、
価格は生産努力を超えているのに上がらない。
河合果樹園ではそんな他人の土俵がいやで2000年から大きく舵を切って、
自分の土俵を作ることを多くの犠牲を払いながら努力してきた。
農業仲間がどんどんやめていく、それも経済がよくわかっている優良農家ほど。
政策では農業者の努力と奮起をうながしているつまりだろうが、
基本脱落した人がそちら側で判断する流れは?歴史の繰り返しだ。
そんなことを思っていても、生産物の生育は待ってくれない。
舵取りは政ではなく、個人に任せる時代だというのは多くの人が、
肌で感じているはずだ。

そんな難しいことを考えていても、
加速度がついている世界は目に見えて変わらないので他のベクトルに向かう。
そんな中少しでも農産物の良さを知ってもらう機会をもらった。
東三河ヤクルト販売株式会社が開催する、
「健康フォーラム」が11月19日(火曜日)13:00~に豊橋公会堂で行われる。
第一部は名古屋大学名誉教授の梛野正人先生による
「腸と筋肉を鍛えておく~癌で手術!その後を考えて~」という講演。
世界トップの名医だそうだ。
そして豊橋百儂人を代表して私と蕃茄儂人さんと玉蜀黍儂人さんの3人が、
東三河ヤクルト販売のT社長の取り回しで「健康につながる”食”を考える」
というテーマで第二部でトークセッションを行う。
さてどんなトークセッションになるか?わくわく感はほどよい緊張と共に湧いてくる。
河合果樹園のレモネーディア露纏のストレート果汁150mlは、
今年からヤクルトレディーさんたちの力で販売をしてもらっていて、
ある程度健康への道が見えだした。
地域の健康につながる農と食の世界、是非参加してもらいたいと思う。

河合果樹園

 

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無農薬グリーンレモン収穫とSpecial Farmers Correction2024

2024年10月18日 09時56分48秒 | 日記・エッセイ・コラム

極早生みかんの収穫はあっという間に終盤に差し掛かってきた。
夏の限界を超える猛暑、40日もの雨の降らない日々、
雨が降り急な水分上昇で爆発、涼しくなればカメムシの急襲は
収穫量の激減をもたらした。
自然の営みの予報はあてにならず、勘だけが頼りだという環境は、
日頃のグーグル先生頼みに、五感を鈍らせられて、
どうも迷いというすっきりしない心持になる。
来週あたりから無農薬グリーンレモンの収穫ができるかと、
また一つ気持ちの隙間を埋める事象が増えそうである。
毎朝のエサやりが日課のメダカたちの子孫が、
オオカナダモのおかげで元気に泳ぎ回っている。
このメダカの飼育は光合成細菌(PSB)の実験で始めたもので、
水質浄化、色上がりなど、河合果樹園のみかんづくりとリンクしている。
今年は光合成細菌の増やし方講座を3回開催したので、
学びに来てくれた方々の知識の広がりとしてこの実験も一つのネタである。

11月24日(日曜日)はホテルアークリッシュ豊橋で、
農民藝術創造倶楽部のスペシャルファーマーズコレクションが開催される。
今回はまだ細かいところまではつめていない状況だけれど、
来てくれたお客様と生産者と料理人が、この東三河の農産物から醸し出す、
唯一無二の関係を築きながら楽しい催しになることは今までの経験で理解できる。
地産地消、身土不二など数十年の間語られてきた四字熟語には、
人々を魅了する言霊があることはわかっているが、
歴史を紐解くとどうしてもむなしさが表れる。
それは実際の行動や実績として、積みあがるものがないことに起因する。
今回のスペシャルファーマーズコレクションの背景にある東三河フードバレー、
この地域独自の分かりやすく印象的な言霊を
地産地消に変わって伝えていくタイミングになっていると思う。

河合果樹園

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