まだまだ暑い日が続くけれど、
植物や昆虫たちはDNAに刻まれたTODOリストに従い動き出している。
ツクツクボウシは夏が終わるのが惜しいと声高らかにうたい、
イチモンジセセリは雄が雌のお尻を刺激している。
擬人化して見たり聞いたりすると洒落ていると感じるのは、
昆虫好きだからだということは解っている。
そしてその事象と象形に美を見いだすのもまた楽しい。
台風の影響で秋雨前線が刺激されて、またすっきりしない天気が
今年の秋の収穫の道しるべとして
私の頭の中であっちを向いたりこっちを向いたりしている。
すっかり遅れてしまった温室みかんの収穫。
心は次作のプロローグに移っていきそうである。
そうこういっている間に無農薬レモネーディアの収穫が始まるだろう。
5年前に大被害をもたらしたクロトビメクラガメが猛威を振るわないことを願う。
まだ一部の園地で見かけただけだが、神に祈るしかない。
葉を食べるスグリゾウムシと違って、
熟した果実を吸汁するクロトビメクラガメは始末に悪い。
本当に行く川の流れに対応できない年が続く・・・。