果樹園の風

愛知県豊橋市で無農薬のレモンを栽培している河合果樹園です。
目指せ!楽しむ農業、楽しませる農業!

ハコベとチャレンジ

2014年01月25日 22時09分07秒 | 日記・エッセイ・コラム

温室みかんの花の香りが換気扇の始動と共に、漂ってくる。
換気扇が回らないと木が焼けてしまったりする事故に繋がるので、
香りより先にほっと一息が本音と言わざるをえない。
五感で感じる力も、実は精神状態がいい時でなければ発揮できないと言うことか?
心安らぐ時間はいつも見え隠れする。
温室の中は、昨年に続きハコベが大多数を占有するように成ってきた。
土が自然に肥えていくスパイラルに、自然の摂理が見え隠れし病気も害虫も逃げていってくれるはずだ。
個人的な意見だけれど、ハコベの花も大好きなのひとつ。
例によってそこで一句、 「ハコベには 白い太陽 宿っている」
とても小さな花が太陽に見えるのは私だけかも?
とにかく私には貴重な草だと言うことはたしかである。

今年からチャレンジしている無農薬レモネーディアの温室栽培。
花が満開を過ぎ実になり出しているが、どうもおかしい。
実はえひめAIなるものを試しに散布したら、
納豆菌が暴走したのか花が枯れたり花びらがかびたりする。
今までの経験値を超えているため、しばし日にち薬をのんで待つことにする。
対応策は一応講じてみるのだが・・・。
この温室の中も、雑草コントロール栽培をしているのだけれど、
嬉しいことにハコベダラケ、いやハコベだらけである。
みかんの温室よりはバラエティーに富んでいる草層は、
無農薬の世界への誘いにはもってこいの状態だろう。
いままで悪い草だけを抜いて苦労して管理してきた結果だと思いたい。
冷静な目を持って、草や虫や木の側にたって考えて見る。
夏の収穫を夢見て!

河合果樹園 http://www5.ocn.ne.jp/~kawaikje/

Hakobe

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雀の運動会と自然の芸術

2014年01月16日 19時04分51秒 | 日記・エッセイ・コラム

毎朝、霜が降りたり氷が張る天候が続いている。
垣根の中をまるでジャングルジムのようにあそぶ雀を見ると、つい微笑んでしまう。
寒さも一瞬忘れるのは、チュンチュンという鳴き声と自然に生きる生命力を見せつけられるためだろう。
この雀の運動会に、この年齢になって気づくのも自然の奥深さからだろうと思う。
結局、自然の中では知らないことだらけなのである。

寒いということは、布団が恋しいく早起きは辛いと誰もが感じるはず。
でも「早起きは三文の徳」と言う言葉があるように、寒さの中でしか出会えないものもある。
吐く白い息、薄氷、霜柱、葉上の霜が自然が作る芸術品にみえる。
氷の中に黄色い落ち葉が閉じ込められていると、やけに美を感じる。
みかんの葉の上の霜は、きれいに整列した水晶かと見間違う。
この時季、無加温の無農薬レモンや無農薬レモネーディアの温室の中は、
外の気温より低くなることが度々ある。
あまりにも長く氷点下が続くと、新生器官は黒く変色して枯死してしまう。
こlれは生産者としては慌てふためく、年中行事のようなものである。
先日、河合果樹園から10分ほどの距離にある、無農薬レモネーディアの温室に収穫に行ったところ
自然の芸術に出くわし、つい人差し指をスマホのシャッターの上に置いてしまった。
このときばかりは便利さの奴隷になっていることをありがたく思う。
誰もが美しいと感じるわけではないけれど、違った感性も実際に存在する。
自然から学ばされるのは、人間の非力さだと思う。

20140106_074800

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迎春と3年B組レモン先生

2014年01月06日 17時38分10秒 | 日記・エッセイ・コラム

明けましておめでとうございます。
2014年の初ブログです。

とうとう今日から本格的な仕事に突入しました。(戦場が恋しくて・・・)
今年の年末年始はしっかり充電できて、
肉体的にも精神的にも近年では一番安定していると感じる。
肩痛も腰痛も肘痛も脹脛痛も舞台の袖に隠れているのだろうけど、
出ていないと言うことは頭の中は楚々としているのだ。
今年も何とか健康で全国の多くの皆さんのファームドクターとして、
農産物をお届けできればと・・・・・祈る。

昨年28日に行われた「ド年末百儂人グルメイド祭」のステージプログラムの中で、
「3年B組レモン先生 with ヒャクノウジャー」というお芝居に出演させてもらった。
内容はビタミンEとビタミンCの関係とビタミンCとリモネンの関係、
つまりちょっと難しいけれど体を病気から守る抗酸化ネットワークについて。
簡単に言うと果物や野菜の栄養をしっかりとることで、
抵抗力の強い体をつくり、柔らかで伝導率の高い神経細胞を作ることができるということ。

お芝居の中では、ビタミンEとビタミンCとリモネン(ヒャクノウジャー3人組)が放つ、
「レモネーディアここにこスペシャル」で悪の権化:活性酸素を撃退。YouTubeへ
多くの子供たちの体を活性酸素から守ることができ、ぱちぱちぱち!と拍手でエンディング。
ほの国プロジェクトのみんなのおかげで、いいお芝居に仕上がったと感謝しきりの自分がいる。
今回、レモン先生として小学生以来40年ぶりに舞台に立てたことは、
少しずつ勢いを失いつつある炎をある程度大きくできたような気がするのが、感謝する理由である。
自分探しの旅を続け輝きを増す若者に、
エネルギーをもらいシナプスがまた柔らかくなった気がする2013年の師走であった。

そうそうもう一つ、豊橋百儂人 with 豊橋少年少女合唱団のライブで
「豊橋百儂人伝説」も披露させていただきました。

河合果樹園 http://www5.ocn.ne.jp/~kawaikje/

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