春の安定しない天候が続く。
河合果樹園の柑橘類の出荷も金曜日で終わる。
長い戦いから解放されるこの草木潤う季節だが、
進む季節に管理作業はつきることはない。
露地みかんの摘蕾作業は量的には少し緩やかの様相である。
今年も品種による開花時期の差はなく、通常、
極早生みかん→早生みかん→普通ミカンと段階的に咲く花が
温暖化の影響で一斉に咲き出す。
慌てて作業する農夫の影が瞼の奥に見え隠れする。
一段と予測力を伴った空想力が必要になってくるだろう。
先週から始まった無農薬レモンの蕾の収穫。
ホテルアークリッシュ豊橋の料理になったり、
waphytobの化粧品になったり、
某有名バーでカクテルになったりと可能性を∞にしてくれる。
昨日、emCAMPUSで出荷反省会の料理では蕾が天ぷらになって出てきた。
油で揚げると蕾が少し開き、花模様になる。
こんなとこにも農民藝術が花開いていることが、
味蕾にぐっと浸透してきて食の奥深さを感じる。
ごちそうさまでした。
少し書くのが遅くなってしまった感はあるが、
アイスタイルデザインさんが発行する季刊誌「滴」が50号となった。
継続はいろいろな波紋を広げ、また見えない価値を少しずつ創造する。
その中で、P8に「サテライトサポーター募集」というページが登場。
フードバレー構想の中、消えゆく農民藝術を応援しながら
さらなる地産地消を目指す取り組みを応援してくれる
サテライトサポーターを募ります。
詳細はサテライトサポーター事務局(担当村井0532-73-3581)までお願いします。
私が主宰する「美食倶楽部初恋レモン」と連動しながらの活動となります。
一緒に地域の食と農の本質に迫りましょう!
よろしくお願いします。
焼き豚の上に乗っているのがレモンの蕾の天ぷら