待ち望んだ太陽の笑顔?が汗腺を押し広げ、
汗が頬にしたたり夏という文字が入道雲の中に見えるようになった。
果樹園の土壌は内部の空気を完全に押し出してしまったかと思われるごとく、
たくさんの水分を含んでいる。
予測のできない地球規模の自然の驚異は、恵みという言葉を吹き飛ばし、
あちこちで今年も嘆き節が聞こえてくる。
春先の乾燥と高温で一番果を落としてしまった無農薬レモンは、
3番花がなんとかとまってほしいと、自然任せながら祈ることは忘れず。
雨で伸び放題のメヒシバとツユクサは、人力で刈るしかなく、
農業大学校の切り札二人に頼る。
これからお盆前までかき入れ時で、暑さに負けないように温室みかんの収穫が続く。
7月5日に例年のごとく、てんとうむしさんで行う豊橋百儂人の総会。
少し記憶が曖昧になって、感動も少し薄れる中、
日本農業賞のお祝いとしていただいた花束の画像をみて、
第二波のなんとも言えないものがよみがえってきた。
新たな農業の形を全国に先駆け、手弁当&身を削って活動して10年。
この賞も一代表としていただいたと、思って極みを目指したいと思う。
みんな!ありがとう!
そして先週の土曜日、待ちに待った小椋佳のコンサート、
「歌談の会」を見に行くことができた。
さらば青春で始まったコンサートは、ターゲットからなのか
多くの人が知っている曲を選んだツアーだといった感じだった。
会場は平均年齢○○歳といった様子で、
MCもそんな共感回路にエネルギーを注いでいた。
インターバルを兼ねての、琵琶奏者の坂田美子さんの澄んだ声、
三味線を抱えて歌う荒木ちえさんの響く声。
個人的には「未熟の晩鐘」を聴いてみたかったが、またの機会にと相成った。
この曲、詩をひもとけば人生より
経済論理を説いているように聞こえるのは私だけだろうか。