果樹園の風

愛知県豊橋市で無農薬のレモンを栽培している河合果樹園です。
目指せ!楽しむ農業、楽しませる農業!

スマホ脳と農業談義とイタリアンデザイン世界を走る

2021年06月29日 10時40分32秒 | 日記・エッセイ・コラム

散発的な仕事をこなすために、あっちに行ったりこっちに来たりと移動している間に
何を取りに来たのか忘れてしまうほど、頭の中はカオス状態。
スマホのおかげでというか、せいで思考が中断することしばし。
便利になった反面、このままでは脳が退化してしまうのではと顔をしかめる。
無農薬レモンも無農薬レモネーディアも、
一番皆さんとの距離が近いところにいる無農薬ライムも
成長期に入り細胞分裂が目に見えるほど盛んになってきた。
雨が少ないのでまだまだ物足りない感じはするが、ひとまず安心。

後輩のNくんと乗りあわせの車の中で農業についてあれこれ意見交換。
歴史は繰り返すことの最大の要因について、お互いに飲み込む。
ここ豊橋においてもその歴史の繰り返しの中で、下り坂になっていく品目がある。
コロナの影響だけでないその要因は、友人のN君とも同意見だ。
そしてその歴史に翻弄されないで抜け出ていく方法を、
気付いている人はかなりいる。
今後の展開がどうなるか?楽しみである。

インスタを見ていて急に読みたくなったのが、
「イタリアンデザイン世界を走る~ジウジアーロとともに歩んだ50年~」宮川秀之著。
難しい本ではないので一気に読んでしまった中で、
本の内容と関係のないところでピピ!ときたのは、
P25の香港を舞台にした1955年の映画「慕情」の記述、
P67の豊川稲荷の記述、
P174のロミオとジュリエットで有名なヴェローナの記述。
慕情は「Love Is a Many-Splendored Thing」を口ずさみ、
豊川稲荷は地元なので、イタリア人のきつねうどんの疑問につい吹き出し、
ヴェローナはミニヨンの歌で有名なガルダ湖の近くなので一度訪れたい場所ということで。
ディテールを楽しませてもらいました。
(最後にワイン作りの話も!)

河合果樹園

 

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空梅雨とマテバシイとaoもの

2021年06月10日 16時58分07秒 | 日記・エッセイ・コラム

最速の梅雨入りに反して、空梅雨の日が続く。
植物たちは乾燥した風に喉が渇いた状態を強いられ、
河合果樹園でもこの時季鉢のレモンや苗木に灌水作業が日課となってきた。
一雨を待って少しずつ摘果作業を始めようと思うが、
どうも今年は遅らした方が無難な気がする。
雑草たちの成長も足踏み状態で、管理も後回しにしようと判断し、
一回り気になる悪の権化の草だけをかいてもらった。
まずは様子見が当分続きそうである。

今日は前から気になっていた物置北側のマテバシイを剪定しようと思ったら、
物置との間に大量の落ち葉が堆積していたので、
それを集めてみかんの苗木にしくことにした。
マテバシイの葉は厚く大きく敷落ち葉にはもってこいかなと、
環境負荷のない究極の循環農法を実践する。
ちょうど花が咲いていて、小さな実になっているものもあり、
今度実を採るのを楽しみに待つとしよう。
今まで観察不足でその価値に気がついていなかった自分の頭をたたいてみる。
というのは初恋レモンのラベルにも載せてある、
When life gives you lemons, you should make lemonade.
の道筋から離れてしまっているから。
とまあこんな具合にキュリアスキッズは学びのスパイラルに陥っていく。
また屋上農園関連でマテバシイを提案してみようと思う。

お世話になっているaomonoのサイト(https://aomonohanto.com/?p=1504)に
「屋上農園が描く東三河の未来」というコンテンツの中で
今里総料理長のインタビューが掲載されました。
「農業も美しさや芸術的なところがある。実っているとこも美しいし、
枯れていくところ、それも美しい。」
多くの人が気づかない本質を突いている表現に、私も心動かされます。
さてここ豊橋市にまた新しい風が吹くのを楽しみにしています。

河合果樹園

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