果樹園の風

愛知県豊橋市で無農薬のレモンを栽培している河合果樹園です。
目指せ!楽しむ農業、楽しませる農業!

ツクツクボウシの別名と好手

2020年08月22日 16時32分45秒 | 日記・エッセイ・コラム

日曜日に降ると思っていた雨はどこかに行ってしまいそうで、
まだまだ高温注意報は解除されそうになく、
灌水作業を熱中症になりそうになりながらこなすこと必死。
温室みかんはもうすぐ収穫終了だが、途中の裂果による収量の少なさに肩を落とす。
一昨年の台風被害から少しずつ第6感がずれ始めているようだ。
こんな時は焦らずじっと耐えるのが正解だと、自然の法則から思う。
ツクツクボウシは別名筑紫恋しと言うと、虫の文学誌の中で学んだが、
私的には鳴き声を夏が去るのが「つくづく惜しい」というフレーズが脳に刻まれている。
だから鳴き声を聞くと暑さ倍増、早く夏よ去ってくれと願うばかり。
兎に角早く・・・。

さて藤井棋聖が木村王位から、その座を奪い2冠となった。
思い起こせば第1局はホテルアークリッシュ豊橋で行われ、
木村王位が河合果樹園のレモンムースを食べていただいたことも懐かしい。
2冠となった後のインタビューで、
盤外のファン注目の勝負飯に第1局の三河鮮魚の海鮮丼が美味しかったと。
海鮮丼が好手だったと言う表現は、またこの地域の語り草になりそう。
ホテルでは藤井王位の誕生を祝って「将棋めしをフェアー」を開催している。
なんとか暑さに負けないように食べに行こうと思う。
第1局の好手、五三銀を私も打てるように状況の悪い中でも、
次の好手を探していきたい。

河合果樹園

 

 

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水やり&ライムライス、そしてカレーの香りが!

2020年08月10日 21時05分27秒 | 日記・エッセイ・コラム

梅雨明けからは打って変わって高温注意報!
毎日の水やりが日課となる。
必ず頭に浮かぶのは宮沢賢治の「水汲み」という詩。
北上川が運んできた砂が堆積した農地での水汲み。
砂に吸い込まれ、熱い日差しにあっという間に蒸発、
そんな状況の畑に何度も何度も水を運ぶ。
農的労働の単純さの繰り返しの中で、一瞬の美や想像力が賢次にはある。
それを詩の中で表現する事で、成り立つのが農民としてというか、
農民にしかわからない芸術性を持った自然の動きだと想像する。
今の時代は川に水を汲みに行かなくても、バルブをひねれば水が出る。
でも重たいホースを引きずって、暑さに耐えるみかんやレモンに水をやり、
自分自身も暑さに耐えているなか、見えない風の流れを見る。
海蛇には見えないけれど、燕が飛んでいくように私には見える。

前回のブログで紹介したライムアイスコーヒー
微妙なおいしさを感じるにはやはり五感が必要だと思い、あれこれと試している。
当たり前だが、ご飯に絞ってかけてみるとレモンと同じで爽やかライムライス
暑さの中でのご飯にはレモンと違った香りでよくマッチする。
そして名前も韻を踏んでいていいかなと。
こんなこと書くとまた誰かに持って行かれそうであるので、
検索をしてみると、すでにクックパッドにあるではないか。
またしても人の考える範疇だと、さえない応用力に嘆く。
ちょっと気分転換に、アイスコーヒーに落下したベルガモットの輪切りを
遊び心いっぱいでのせてみる。
不思議!、アイスコーヒーからほのかにカレーの香りが!
はてさて私の鼻がおかしいのか?
まだまだあれこれ試してみようと思う。

河合果樹園

焼き鮭にライムとベルガモットを添えてみた。

うまく合体した風味はやはり異次元。

 

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