果樹園の風

愛知県豊橋市で無農薬のレモンを栽培している河合果樹園です。
目指せ!楽しむ農業、楽しませる農業!

シークワーサー

2006年09月27日 20時03分39秒 | 日記・エッセイ・コラム

Sikuwasa_1  沖縄特産の柑橘であるシークワーサー、温室みかんのハウスの中で育てていた唯一の1本に初生り!開花してから10ヶ月あまりをかけてやっと初収穫をした。直径4cmほどの緑色の果実はほどよい香りの誘惑でそそられる。実物を初めて味蕾に当てはめてみる、長くならせすぎたのか酸味はないがさわやかな味だ。

 沖縄では、シークワーサーの機能成分のノビレチンの効果による健康ブームで品不足になっているらしい。ジュースなどの加工食品として、沖縄の物産展でご対面したことがある方もいるはずである。あまりの人気のため、原料を偽った不正表示商品の横行を生んでいると某新聞に載っていたのを思い出した。後味さっぱりの味をごまかしの味で置き換えないで欲しい。

 初生りのシークワーサー、年間会員発送のお裾分けに1つずつ入れさせてもらった。さわやかな香りをシークワーサー水にして楽しんでいただけたらと・・・。そんな香りと味をを楽しみながらのブログなら、とても楽しく感じる空間である。

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バウムクーヘン2

2006年09月19日 20時48分07秒 | 日記・エッセイ・コラム

Dsc004130001_2  以前、遠路はるばる見学に来てくれたKさんから、当園の無農薬レモンを使ってくれているバウムクーヘンが届いた。それは選び抜いた自然の素材と、添加物に頼らない昔ながらのドイツの伝統的な【別立て製法】で作る、ちょぴり頑固な手作りバウムクーヘンだということである。Kさんの距離を超えて、わざわざ素材を自分の目で見て使用を決めるという姿勢に本物という言葉が浮かぶ。たぶん私もKさんも『ものを売っているのではなく、○○を売っている』のではないだろうか。

 バウムクーヘンをKさんに教わった通り、オーブンで少し焼いて食べてみる。生で食べるより蜂蜜の甘さが引き立ってくるうように感じる。たぶん素材が悪いとこの食べ方は美味しくないのではないか。当園の柑橘類を作る上での頑固にこだわった素材(肥料など)も一覧にしたらいいと思うけれど、食材と違って綺麗に映えないのがつらいところなんだな~。 さて一度このバウムクーヘン、味わってみたい方はhttp://www.derbar.jpへどうぞ!

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オシムの言葉

2006年09月09日 20時05分26秒 | 日記・エッセイ・コラム

 日本代表、アジアカップの本大会に進む事ができ一安心。アオマツムシのリューリューという鳴き声が、お月様を幻想的に感じさせるようになってきた。夜長のためか、『オシムの言葉・・・フィールドの向こうに人生が見える』を読ましてもらった。運動量豊富なプレーヤーであった自身もかなり納得!以前のブログで“考えて走る”という事が、体と頭を同時に使う農業という職業にぴったり当てはまると書かせてもらったが、今回は“システムは人の上に君臨するものではない”という言葉が心に残った。

 それは状況に応じた判断やイマジネーションによる変革が、より大切になるという意味だと思う。私のいる世界も組織がシステマチックにやるあまり、がちがちの枠組みから逃れられない経営者をよく見る。アイデアだけで行動を起こさない場合もあるが、自由な発想とITを用いて風穴を開けている生産者が、たくさん取り上げられていることからも、その言葉がより響いた。『オシムの言葉』は農人の世界をも引き込んでしまうということか、つまりサッカーというスポーツは農業と同じく人生そのものなのか。これからも一白志酔の気持ちで、果樹園の風をみなさんにお届けできるようにと、つかの間の楽しみの黒霧をたしなんでいる。

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