果樹園の風

愛知県豊橋市で無農薬のレモンを栽培している河合果樹園です。
目指せ!楽しむ農業、楽しませる農業!

初恋レモン月間とコラボレーションランチ

2023年10月03日 15時11分26秒 | 日記・エッセイ・コラム

毎日、五時に起きる習慣の私には、起き掛けの外の気温は肌寒さをぐっと感じるほどだ。
空を見上げれば星の輝きが寒さを助長する。
河合果樹園の柑橘類はもう少し進んだ季節を待ち焦がれ、
夏を乗り越えてきた体力が回復してから、本当の熟季に入ることができる。
10月は数年前から初恋レモン月間と呼ばれている。
高村光太郎の妻、智恵子が亡くなった日ということで、
10月5日がレモンの日とされています。
レモン哀歌の有名な一節、
「私の手から取った一つのレモンを、あなたのきれいな歯ががりりと嚙んだ。
トパアズいろの香気が立つ。その数滴の天のものなるレモンの汁は
ぱっとあなたの意識を正常にした。~」が浮かびます。
また島崎藤村が「初恋」の詩を発表した10月30日は初恋の日とされています。
初恋を執筆した小諸市の中棚荘が申請したとされています。
初恋の有名な一節、
「まだ上げ初めし前髪の林檎のもとにみえしとき前にさしたる花櫛の
花ある君とおもひけり~」が浮かびます。

そんな初恋レモン月間!
今年もホテルアークリッシュ豊橋のレストランKEIで河合果樹園の柑橘料理のランチがあります。
時は10月22日(日曜日)12:00~
今回で5回目となる私、さらなる進化で皆さんをおもてなしできるか?
毎回、料理の味もわからないほど、プレッシャーとの戦いです。
今里総料理長と料理とそれに使われている柑橘類の説明、
そして無農薬栽培の説明とお客様になんとか楽しんでもらいたいと。
まだ私には秘密にしている(早く教えてよ!)料理の数々には、
無農薬グリーンレモン、無農薬レモネーディア、無農薬ライム、無農薬ベルガモット、
無農薬こぶみかん(果実は超レア)などが使われる。
この時季蕾がないと思うので、レモンの蕾の料理は奇跡かもしれないが、
ひょっとしてということもあるかもしれないのと、初登場の秘密の麴クリームは確実らしい。
イメージだけが先走るが、早くメニューを教えてほしいものである。
ご予約はホテルアークリッシュ豊橋 TEL:0532-51-1116まで。
受付時間は10:00~18:00です。

河合果樹園

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ムラサキツユクサと百儂人まつり2023

2023年09月09日 13時58分07秒 | 日記・エッセイ・コラム

とうとう極早生みかんの収穫が始まった。
今年は今のところ順調に生育してくれていて、
作り手としてはうれしい限り、生い茂る雑草を除けば・・・。
雑草の主役はムラサキツユクサ、いつもなら対策をしているのだが、
温暖化による猛暑で仕事を遅らせたのと、定期的に降る雨でよく伸びること!
ただ一部で枯れ始めている場所も出てきたので、もう少し我慢してみることにする。
CO2もたくさん吸収してもらい、敷草にでもしてしまおうかと。
ところでムラサキツユクサの花にたくさんのミツバチが
足に花粉のレッグウオーマーをつけて蜜を集めている。
いつもなら刈り取ったりしているので気が付かなかったが、
小さじ一杯の蜜を集めるのに一生を捧げる働きバチさんも喜んでいるだろう。
今度、養蜂儂人にムラサキツユクサの蜜は美味しいのか聞いてみようと思う。

10月8日(日曜日)、百儂人まつりがemCANPUS&街中図書館で行われる。
だいたいこういった組織は活動期間が短く、すぐに空中分解してしまうか自然消滅してしまうのだが、
豊橋百儂人は15年の長きにわたり
生産者と経営者という側面と地域の縁の下の力持ちとして頑張ってきた。
手弁当の活動を支えてくれたのは、いろいろな参加資格を持つプレミアムサポーターと
衛星的に陰ながら応援してくれるサポーターのおかげである。
当日は14:00~街中図書館で私:檸檬儂人河合とホテルアークリッシュ豊橋の今里総料理長と
百儂人代表の鈴木直樹氏で食と農をベースにしたトークショーを開催します。
質問や簡単なクイズなどをはさみながら、この地域を食の聖地にするための要因を分析します。
分析なんて言うと難しいと思われるかもしれませんが、なるべく簡単に楽しみながらお話したいと思います。
その他いろいろな講座がありますので、ぜひご参加ください。

河合果樹園

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収穫開始と降り注ぐ窒素

2023年08月17日 10時20分50秒 | 日記・エッセイ・コラム

台風7号は当初ここ豊橋を直撃かと思われたが、
それてくれたおかげで、たわわに実ったレモネーディアとライムの枝が避けた程度で収まった。
しかし被害をうけた大勢の人たちがいることを忘れてはいけない。
農業は自然の猛威で一瞬でその努力が泡と消えることになる生業だ。
それを生産者だけが受け止めていく限界がきていると思う。
この先どうしたらよいかと・・・・。
現在、無農薬ライムを少しずつ収穫しているが、
新しく生りだした温室の無農薬レモネーディアが少しずつ熟れてきた。
多くが熟れてきて、簡単に収穫ができるまでは私だけがセレクトしていくことになりそう。
とうとうシーズンが始まったかと、やっとしっかり働くことができる体調まで回復した体と会話する。
とはいえ若いころみたいなスピードはやはり出せないだろう。
経験値を糧にして対応していこうと思う。

雨がたくさん降ったので、露地のみかん園は雑草がひときわ背を伸ばしてきた。
温暖化の影響でその生育スピードは2倍ぐらいかと、過去を振り返ってみる。
この雑草たち、実は多くの二酸化炭素を吸収して環境に貢献していると思うと、
除草剤できれいに枯らしているみかん園より社会貢献していることになる。
7月の終わりまで異常高温乾燥状態が続いたみかん園は、
雷が鳴るほどの豪雨で一気に肥料が分解した。
その分解した肥料はみかんの木と雑草が受け皿として空気中に逃げていくアンモニアを受け止める。
また雷で分解された空気中の水分は、窒素とその水素でアンモニアになり大地に降ってくる。
そんな自然の摂理をうまく使っていければ最高だが、そうは問屋が卸さないのが私たちの生業だ!

河合果樹園

無農薬レモネーディア

無農薬レモン

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一転雨続きと修理のプロは何処に

2023年08月07日 16時09分05秒 | 日記・エッセイ・コラム

うだるような暑さから、台風6号の雨雲の影響で少し体は一息ついた。
相変わらず体調は完調とは言えないが、光は見えてきた。
温室みかんは6割ほど終わり、暑さですすまない着色に時は過ぎていく。
無農薬レモネーディアはは生育が早く、あとは果汁が増えてきたら収穫へ!
水やりと病気の発生のはざまでの駆け引きが続く。
今のところ無農薬レモンも順調に生育している。
露地みかんは雨とともに一気に雑草がお立ち台に上がってしまった。
一番早く収穫する日南の姫は先日の高温と暑い日差しで日焼けが発生した。
最終の摘果で落とすことになるだろう。

先日、倉庫の自動シャッターの動きがおかしくなり急いで修理をしてもらった。
専門の方に見てもらったのだが、毎日観察しているとどうもスイッチに問題があることが分かった。
ただ専門業者の方の見立ては、モーターの異常という判断で、さっそく50万ほどの見積もりがやってきた。
農機具も自動車もそうだが、
メカニズムを学んで自分で見えない機械の声を聴くことができるようになるとおかしなことに気が付く。
よくあるのが整備に出したら、一発目の使用で壊れる。
私も今までに3度ほど経験がある。
大体、その時は相手のいう言い訳で、修理代は取られてしまう。
あれこれ考えたら、もう一つの自動シャッターも同じスイッチなので交換したらどうなるかというアイデアが・・・。
一番コストは安いし、それで治ったらスイッチ部品だけを購入すればいい。
さて吉と出るか凶と出るか?楽しみである。

河合果樹園

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収穫開始とメロン爆弾と夏の鶯

2023年07月12日 12時55分20秒 | 日記・エッセイ・コラム

温室みかんの収穫が始まった。
ところが夏風邪で苦しみながらの夏となりそう。
まったく体調管理が出来ていなくてお恥ずかしいかぎり。
張り切っての見学会を6日連続でこなし、
ついつい疲れをため込んでしまったのが思い返せば出発点かなと思う。
そうはいっても仕事は待ってくれないのが自然と対峙する生業。
なんとか夏を乗り切りたいと思う。

先日、我が家にメロン爆弾が密かに置かれていた。
河合さんへとメモ書きが貼り付けてある。
友人のNさんかと一瞬思ったが・・・。
朝のあれこれで電話確認出来なかったが、
仕事中に美緑の風ファーム北河さんから、電話があり判明!
蕃茄儂人・鈴木さんに頼んだ作ってもらっている木熟メロンがその正体。
確かに爆発するほどのおいしさだった!
こんな爆発物だったらいつでも歓迎だと
舌鼓をうたせてもらいました。

そうそうここ数年疑問に思っているのが、
鶯が山に帰らず今でも家の周りで流暢に鳴いていること。
これも気候変動の影響なのかと今まで考えていたが、
鳴く理由は雌への求愛活動だとすると
彼はずっと相手が見つからないのではという想像に至った。
何かの影響で雄が生まれる確率が上がっているのか?
聴き手にとっては美しい鳴き声に涼をもらえるので良いが、
本人にとっては切実なことだろうとつい心配してしまう。

河合果樹園

 

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やっぱり百姓だ!と河合果樹園見学会uchiデー

2023年06月24日 10時28分22秒 | 日記・エッセイ・コラム

収穫物のないこの時季、すっかりブログから遠ざかっていて
1ヶ月ぶりに書こうと突き動かされる。
気持ちが萎えて書けなかったわけではなく、
温暖化による前倒しの管理作業と、お米の倉庫の片付け、そしてスタッフの研修、
毎日襲い来る提出物が優先されてしまったのだった。
少々、言い訳っぽいけどやっと仕事を追う事が出来る様に!
露地みかんは生育が早く、摘果作業に入っているのだけれど、
今年は実の着きのバランスが3本の指に入る出来。
そのため雨の日は使わなくなった倉庫の片付けをして、
今後効率的に使えるようにしてみた。
ペンキ屋さんになったり、左官屋さんになったり、大工さんになったりと
頭を使いながら工夫するのもまた非日常で楽しい。
あ~!やっぱり百姓の血なのだと思ってしまう。

そんな中、今週月曜日から今日土曜日まで
コロナ禍でずっと延期になっていた河合果樹園園地見学会を数年ぶりに行った。
(通常は見学は有料ですが、数年に一度無料で開放することがあります。)
総勢60名の申し込みに、無農薬栽培の取り組みと
それを実現してきたイノベーションをこっそり。
また香りのレッスンとして品種ごとの香りを体験してもらったり、
香りが健康にどのように役立つか、
そしてそこに行き着くまでの経緯などをお話しさせてもらった。
少しばかり地域の農と食の発展に貢献できたかと思うし、
見学者の皆さんからの意見もとても勉強になった。
個人的にはその体験から東三河フードバレーに繋がることを願っていて、
本当にひとりひとりが今までにないスキームで
実行に移すことが出来ると素晴らしい地域になるはず。
暑さの中、皆さん見学に来ていただきありがとうございました。

河合果樹園

見学に来ていただいた「麹の女神uchi」さんたちと

 

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初めての出会いと初恋会議

2023年05月25日 11時39分11秒 | 日記・エッセイ・コラム

露地みかんは暑さに流されて、生理落果期になってきた。
緑化の早い新葉に助けられ、実は良い具合でとまるだろうと予測。
温室みかんはすべて内張を外して、着色を待つ段階。
無農薬レモンと無農薬レモネーディアは実が大きくなる時期にシフト。
相変わらず気は抜けないが、耳順倶楽部の儂人はゆったりと構える術を
40年弱の経験から会得しているつもり・・・。
先日、生まれて初めてヨツボシテントウを見ることが出来た。
老眼の目を助けてくれる接写機能が助けてくれた。
アブラムシを食べると言うことであるが、見つけたのはホテイアオイの上。
溺れなくて良かったねとつぶやく。
ふと、水のタンクで溺れていたドウガネブイブイを助けたことを思い出す。
農家にとっては良い虫ではないのだが・・・。

16年間活動をしている初恋レモンプロジェクト。
サークル的活動だが、経営学上のベクトルで人間学を磨く場所として色濃い。
それを感じるかはその人次第だが、
少なからず長く続いてきたのは得るものがあったはずである。
わずかばかり長く生きている経験の中に、
比喩的表現で包んだ事象が面白いのかも知れない。
先週の会議はホテルアークリッシュ豊橋の3Fガーデンにて、
ゲスト4名を迎えてそれぞれの参加者の脳内を探ってみた。
直近の生活や経験から来るものが多かったが、
私の発表は歴史が繰り返しているだけの生業に悶々としているという内容。
少しマイナスの脳内のようだけれど、
本質はそれを凌駕するための企画が必要とでも理解してくれると有り難い。
初恋レモンプロジェクトは16年を過ぎた今、今年の11月からは新たな展開に足を踏み入れる。
未知の世界へ、少し遠くには豊かな食と農から構築する東三河がある。

河合果樹園

どちら様もゲストとして参加も可能です。

初恋会議で披露された、お米ののだやさんから発売されたオレンジ・俺(オーレ)

青島みかんとベルガモットのミックスジュースです。

 

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インプットと味覚のレッスンと見学会

2023年05月10日 10時46分39秒 | 日記・エッセイ・コラム

朝は肌寒く感じるが、陽光とともにすぐに初夏を感じるようになる。
早く推移している植物の営みに作業は相変わらず追いつけず。
その気候から全国的には霜の被害が大きく、収穫がかなり少なくなったり
今シーズンを棒に振るといった生産者の声が聞こえてくる。
河合果樹園も霜ではなく急激な高温で実が落ちてしまわないかと気を揉む。
まだまだ1ヶ月ぐらいそういった心境をやり過ごしていかなければ・・・。
しかしこの時季は様々な花と新芽から発せられる自然の香りが、
風に乗ってやってきて逆の意味で脳内麻薬kの効果が心を落ち着ける。
今年も豊作目指して打てる手は打っていこうと思う。
そして収穫物のないこの時季こそ、果樹農家にとってはインプットのベクトル。
以前から学びたいと思っているのは溶接技術。さてうまく予定が合うか!

今年度から秋になって河合果樹園の柑橘類がフルラインナップになったら、
無農薬レモン、無農薬ライム、無農薬レモネーディア、無農薬ベルガモット、
露地みかんなどなどの香りと味を楽しむ会を企画しようと思う。
詳細が決まったらまたブログやメルマがでお知らせさせていただきます。
それと時間軸が前後してしまうけど、
コロナ渦でずっと出来なかった見学会を6月に行う予定である。
以前に開催してから技術的にもさらに進歩したし、
作っている品種や栽培方式も多くなっている。
皆さんに文字では見えない本質の部分を伝えたい。
その時期に無農薬レモンの2番花が見ることが出来る様に、
しばしタイミングを合わせるための時間をもらって、
こちらも味覚のレッスン同様告知させていただきます。

河合果樹園

無農薬レモンの幼果

無農薬ライムの幼果

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開花情報と機能性生分の相乗効果

2023年04月26日 14時22分48秒 | 日記・エッセイ・コラム

露地みかんの花が咲き始めた。
一昨年から極早生みかん、早生みかん、青島みかんの品種を問わず、
咲く順番がほぼ同じで咲き始める。
通常は順番に開花していくのだが、温暖化の影響でその差が感じられない。
温室栽培無農薬レモン&ライムの花はほぼ終わり、
次いで無農薬レモネーディアと続く。
1カ所の無農薬レモネーディアはイセリアカイガラムシの発生が多く、
葉面散布のついでに打ち落とし作戦で密度を減らしている。
ここだけが毎年天敵の働きが悪くて苦労させられるため、
換気するビニールの巻き上げを増やしてみたが、今のところ結果には・・・。
もう少し様子を見て新たな対策を模索してみようと思う。

レモネーディアのストレート果汁、
家族で飲んでいただいている方からいろいろな情報をいただく。
主な機能性成分はビタミンC、ヘスペリジン、リモネンで、
その相乗効果(抗酸化ネットワーク)からくる体の変化が重要である。
成分ごとの機能性はこちら(http://kawaikajuen.jp/sub4.html)
今までこのブログで紹介してきた肺の免疫機能向上、
脂質の分解は少し忘れて実際のお客様の声をまとめてみます。
まず健康診断での肝臓の数値よくなる、悪玉コレステロールの減少。
そして経験値での声は手のこわばりの解消、お通じが良くなる、
顔の痙攣がよくなる、夜のお酒が残らないなど。
興味深かったのは家族で一人飲まなかった子だけがコロナにかかってしまい
他の家族は感染がなかったという事例。
まあ肺の免疫機能と関係しているのかと想像してみるが、
その子はそれから一緒に飲むようになったという。
飲み方はグラスに20mlから30ml入れて水や炭酸、寒いときはお湯で薄めて飲む。
私なんかはコーヒーを薄めに入れて、一滴二滴入れてフレーバーコーヒーに。
アルコールを飲む方もお好みの濃度で香り付けで楽しむと次の日に残らない。
楽しみながら日常を健康に過ごしていきましょう!

河合果樹園

今日、季節外れの無農薬ライムを3個見つけました。ライムにはレモン同様レモンポリフェノールが特異的に含まれます。

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目に飛び込む新緑と農業を取り巻く環境と新しい出会い

2023年04月21日 15時32分46秒 | 日記・エッセイ・コラム

一気夏の暑さを感じて半袖を探す天候になってきましたね!
なかなかできあがらなくて皆さんにご迷惑をおかけしていた
初恋レモン・レモネードのレモンンバージョンがやってきました。
昨日、新緑が目に飛び込んできて心洗われる景色を見ながら、
長野の阿智村へ取りに。
針葉樹と広葉樹のコントラストにまだ少し残っている桜の花が
とても美しくアクセントになっていて、あ~!良い季節だなと。
果樹園の作業は摘蕾や、花弁を落とす作業、雑草の管理など
季節の移り変わるスピードに仕事は遅れ気味です。
世の中は賃金アップ、労働時間の短縮と優しい方向に振れていますが、
農業会はコスト高、上がらない単価、温暖化などの襲い来る自然環境、
五感を失った労働力などすでに大きく崩壊へと突き進んでいます。
それを克服するためのものは存在しないか確率的に0に近いのに、
あたかも存在するという夢物語や眉唾物、
そして生産者の能力と経営力のなさに議論がすり替えられている。
自身はアスリートにも例えられる素晴らしい職業だと思うが、
底辺に固定される政策を振り切りながらは、
どこまで行ってもチキンレースだと感じる。

そうはいっても時間は過ぎ、小さな楽しいことも走馬灯のようにではあるがやってくる。
今年から本格的に成るだろう無農薬ライム、総料理長に頼まれて作ることになってしまったもの、
成り込んできたベルガモット果汁の可能性、無農薬レモンの蕾をどうしたら利用できるかなど
高揚的なチャレンジも多い。
それからこのところ再び増えてきた多くの出会い。
その出会いがプラスの方向、ようは環境に配慮した農業をいかに地域密着で機能させるか。
食は根っこの部分であり大切なのはすべての人が理解していると思うけれど、
大量生産大量消費、一定規格一定量の流通でないところへの移行は関心がないのでは。
答えは決まっているけれど、プロセスは未知。
新しい多くの出会いをそのプロセスへの道しるべに導きたいと思う。

河合果樹園

フォワードトレイラーカフェの私のフリーライブラリー

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