遊びをせんとや

毎日できるだけアンテナを張って
おもしろがりながら楽しみたい。
人は「遊びをせんとや生まれけん」です。

現代アートを続けていたら、いつのまにかマタギの嫁になっていた 大滝ジュンコ著

2024-11-30 07:22:21 | ブックリスト
図書館に予約を入れていると最近、上手い具合にいろんなジャンルの本がタイミングよく読めるようになってきた。
本当にいい制度だ。
この本は話題になっていたが、貸し出し期限が迫っている本があって、なかなか読み進められなかった。
すっと頭に入ってこなかったが、途中から俄然面白くなった。

大滝ジュンコさん。
村上市山熊田在住。
えっ?村上やん。行ったとこやん。なんと偶然。
羽越しな布と織っている方である。

本中にあるように「新潟は南北に長い。海沿いと山沿いも天気が違う。」をまるで先日の旅行で実感した。
村上城址の「熊出ます。」の看板を思いだした。

新潟の雪深い山中のマタギの嫁になり、山からの自然を生きるために取り入れ、長年脈々と受け継がれた超サスティナブルな生活。
それを絶大な好奇心で体験していく大滝さんの柔軟さとパワフルさで面白く読めた。

組合という強欲な組織に搾取されながら、ほそぼそと続いていた羽越しな布。その機織りの技術を継承しながらきちんとビジネスとして成り立たせるために柔軟に行動する姿や田んぼの田植えの方法を姑さんとバトルしながら合理的に変えて行く姿はたくましい。

マタギ軍団が山で熊を囲いながら猟をする男たちの光景もすさまじい。

日本は本来自然と上手く共存していった国なんだなとつくづく感じた。
北海道の熊と猟師の問題も悩ましい。

昨日の晩御飯はぷりぷりの鰯のフライ。キャベツの千切り。ほうれん草の胡麻和え。大根、人参、玉ねぎ、シイタケ、里芋の具沢山味噌汁。

寒くなるとまるで民宿のご飯みたいになるなー。

今年一番の紅葉  筒描 大阪日本民芸館

2024-11-29 07:49:06 | 美術館、博物館
晴れた日にはどこかに出かけたい。
ちょうど実家のベランダの段ボールの中から組み立てられてない列車の模型が11箱出てきたので、買取してもらうために出かけたので万博自然文化園の民芸館に「筒描」の展覧会を観に行くことにした。

ちょうど紅葉祭もやっている。12月1日まで。
それ以降も今年は紅葉はまっさかりだと思うが、、、。

今年最後になるかな「柿コーデ」で。柿の描かれた縦じまの紬と緑の柿模様の名古屋帯。


梅林横から自然観察館まで紅葉まっさかり

 
   
  

平日なので遠足も来ているが、観光バスで高齢者の団体も来ていたような、、、。
外国人観光客も。

大阪日本民芸館
筒描きの布が展示されている。個人蔵が多いが、夜具や暖簾に使われた紺地に白抜きの文様が広がる。
こういう意匠はいつ観ても感心する。名もなき職人の古くからの伝承を踏まえたデザイン能力のすばらしさ。
館内撮影禁止であった。


手前の薔薇園にも秋薔薇が咲いていた。

お昼は手ごろに日本庭園和みでおうどん。

もう、最近、お昼はこれくらいで十分。

12月1日まで日本庭園の汎庵、万里庵が無料で公開されている。
お茶席もあるが、春に頂いたので、今回はお庭を観るだけにした。

汎庵の内部

 
70年エキスポの時に海外のお客様を接待するのに、居住用建物のようなお茶室と

万里庵
 
本来の小さいお茶室を建てたそうだ。

待合の椅子に座って観た庭の風景

上の庇にさえぎられてその黒い部分が額縁のようになっている。

堪能して、模型の査定結果を聞きに行き予想を上回る額に少し嬉しくなって帰途につく。

昨日の晩御飯は豚肉のシンプルに片栗粉を付けて焼いただけ。サニーレタス、ブロッコリ、焼きピーマン。シイタケ、大根、大根葉のお味噌汁。ほうれん草の白和え。

夕食後、アマプラでケネス・ブラナーのポアロ「ヴェネツィアの亡霊」を観るが、なんだかおどろおどろしいだけであった。









年末掃除 換気扇、オイルポット

2024-11-28 07:00:22 | 日々のあれこれ
11月も最終週。
そんなに寒くもなく、片づけるのはいい気候もあっという間に寒くなったでの午前中、意を決して換気扇を掃除することにする。
もっと早くしておかなかればならないのに、暑さにここまで来てしまったというのは言い訳。


まず、ブレーカーをおろして、はずす
天板を洗う。ここは表面加工がしてあるのですぐに汚れは落ちる。
そのままではお湯がでないので、ブレーカーを入れてお湯の設定温度を少し高くして、オイル受けとファンを洗剤で歯ブラシなどでごしごし。予想通り、油と埃でえらいことになっている。

やっとこさ、汚れを落とし、本体の回りも拭く。ここもすぐに綺麗になる。


でも2か月に一度は掃除をしないとと思う。

ついでに、ちょうど油が古くなったのでペットボトルに古い油を入れて市の廃油回収へ。
ざっと油をキッチンペーパーで拭き、洗剤で丸洗い。
網だけの薄くて軽いシンプルオイルポット。これをかれこれ20年くらい使っている。

オイルを入れ替えるごとに洗うと綺麗になるし、網の部分が複雑な物はかえって不衛生。

ずっと拭いてない玄関のタイルの拭き掃除。
ここまでやったら終わり。ものの40分程度だった。
これ以上やると嫌になるなー。

キッチンの床は私が留守の間に旦那がワックスをかけてくれたので今年は綺麗。
一昨年まで一階の床ワックスと換気扇、クーラー掃除は外注してた。

ぼちぼち小掃除。



11月のお稽古 

2024-11-27 06:34:25 | お稽古
11月は茶道のお稽古が週末に2週続く。
12月はないので、、、。
お軸

「経霜楓林紅」霜を経て楓葉紅なり  紅葉が紅くなるためには霜の時を経なければならないと言う意味だそうだ。
苦労してこその。

お花

石蕗、椿まではわかるが、後は覚えてない。
石蕗いろんなところで見かける。凛とした黄色い花。


香合

この日の主菓子が山時雨という名だったが、写真が撮れなかった。
栗のような形と色でとても美味しかった。
干菓子は紅葉の葉の求肥のようなお菓子と菊の花の落雁。
情緒的なお菓子だった。美しい。

私は仕事をしていないので休まず通っているからいつの間にか同期でも最初にお稽古をつけらることになった。
二番手がいいんだけれどな。
お稽古の前には家で小一時間練習はするのだが、なかなか身につかないが、それでも半年経ったら、少しずつ身体になじむようになってきた。足は相変わらずしびれるが。
集中した3時間余りがあっという間に過ぎる。

ほぼ同じ時期に入門した人とラインを交換した。

帰りに花火が見えた。

  
そんなに寒くなかったので、缶ビール片手に観ている人もいる。
いい夜だった。

昨日の晩御飯は鶏の竜田揚げ、サニーレタス、ゴボウのささがきの素揚げ。中華スープ。キュウリ、シラスの酢の物。



山科紅葉コーデ 安祥寺、毘沙門天

2024-11-26 08:10:14 | 旅行
そろそろ紅葉も見頃だと思って、本来次の日に出かける予定の山科へ天気の良い日に出かける。
旦那の友達が訪れて良かったという安祥寺

JR山科の駅から閑静な住宅街を上がっていく。
疎水を渡ると

この日は朝は晴れ渡っていたが、すごく寒かった。街行く人はダウンを着ていた。
私もカシミヤのオレンジのショールを。グリーン×オレンジの紅葉コーデ。

古くは弘法大師が建てた真言宗のお寺


9時から開いていたが、既に何人かは訪れていた。

全体に紅葉はこんな感じ。


観音堂 
本尊は十一面観音菩薩立像 写真はWebよりお借りしました。

奈良時代の一木造りの像 奈良時代にしては整ったフォルムだった。

 

青龍社 石橋を渡ってお詣りできる。龍の石像はすでに京都国立博物館へ。

右から見たところ


地蔵堂


大師堂

観音堂の上に本来多宝塔が建っていて、明治の火事で焼けた。その時、たまたま展示のために京都国立博物館に運びだされていた五智如来座像 画像はWebよりお借りしました。

国宝です。すごい奇跡。来年1月より京都国立博物館で展示されるらしいから是非観たい。


鐘楼 桃山時代に朝鮮出兵で供出させられ、摂州渡邊安雲寺の鐘楼が返却されたようだ。不思議。

寺務所内

新しくなった枯山水のお庭

 



すごく気のいい境内だった。

疎水沿いの道を歩いて毘沙門天に行くことにした。

 
琵琶湖疎水 蹴上まで流れている。
遊覧船が通りかかり、手を振る。




住宅街の道案内が細かくポイントラリーのように貼ってある。

のどかな畑や田んぼが広がる。

軒先に干してある緑のミニトマト


広い参道に出て階段を上がると

  
    
新しい社殿

入場料が700円で今回は入らなかった。


大型観光バスなどでたくさんの外国人観光客が訪れていた。


この日はお天気がよく平日だったのでブライダルの写真撮影が4組も行われていた。



庭の大きな枝垂れ桜。きっと春は凄いだろう。


満足して、また住宅街の中を通って駅の向こうへ。
大きな参道は村上春樹のお気に入りで、よく毘沙門天を訪れていたようだ。

お天気に恵まれて、すっきりした。

お昼ご飯はネットで調べた食堂へ

千成餅食堂

私は迷った末に定食 鯖の煮つけ。一切れお刺身がついている。大ぶりな煮物とあったかいサツマイモの天ぷらが美味しかった。
最近、こんなご飯が一番。これで1000円。旦那はかつ丼とお味噌汁を付けて800円。
どうも中華そば550円が名物みたいで頼んでいる人が多かった。全て相席。11時30分には満席。
次回は是非、中華そばを食べてみたい。

昨日の晩御飯は、野菜と豚肉のホイコーロー風炒め物。旬菊の胡麻和え。しいたけ、蓮根、豆腐のお汁。














 






私の最近の着物事情

2024-11-25 07:26:53 | 着物
ここ急に寒くなって、着物事情も慌ただしい。
まずは、衣替えをすべく、夏物は点検して、よく着た麻着物は良く晴れたまだ暑いと言われた11月の中旬に浴室で手洗いしてシャワーですすいでそのまま乾かした。

ぼとぼと水滴が落ちなくなったので、庭で陰干し。

十分か乾かさないとしまえない。

夏物の絽は一応点検して、たとう紙に畳んで二枚ずつ入れる。

単衣の着物の時期は結構あっという間に過ぎ、やっぱり単衣より夏着物だなと実感した今年の夏。

このいい季節に初めて旅行で着物を着た。初日から着るのは無謀なので、中日に。
持参したのはこんな感じ。

義母の撥衿の紺地に水色の源氏香の模様の紬、帯も締めやすい物を。

バッグは自作の暖簾から作った軽い袋物。草履はブルーのカレンブロッソ。
ホテルで朝、着付けも楽にできた。着てても苦にならなかったが、次の朝、さすがに腰が痛かったが。

去年買って秋に着るべしの着物を初で着る。
ベージュに茶色の縦じまに柿の模様。船場センタービル770円。これは10月~11月しか着れない。

 
船場センタービルのはちすさんで買った青い無地の織の帯で。
兵庫県立美術館の石岡瑛子展の時に着ていきました。


去年大騒ぎして染み抜きに高額かけた元770円の小地谷紬。友達のお母さんのレトロな刺繍名古屋帯。
生地がバリバリでちょっと着慣れるまで時間がかかりそうだけれど、結構この色、柄は暖色ながら私に似合うと思う珍しい着物。
帯もいい仕事してくれました。でも滑るのでなかなか締めにくかった。

やっぱり、私には柔らか物より固物。大島紬のコプト柄のシャープなモスグリーンの訪問着をオークションで手に入れて。

弘法市で帯を買う。

紙の帯で松煙染め。

福田平八郎、瓦柄帯。実はこの帯、たれがかなり痛んで両端が擦り切れていた。でもすごく気に入った個性的な柄なのと幸い、袋帯だったのでたれの先だけ5㎝くらい切って短くしようと思った。名古屋帯に作り替えるという手もあるし、、、。作り帯でもいいし。

お茶のお稽古は、青×紺の紬。大好きで去年船場センタービルはちすさで買ってそんなに着てない。生成りに紺の唐草模様の名古屋帯。

帯締めは弘法市で買った300円のライムグリーン。帯揚げは船場センタービル1000円で買った渋い薄茶の縮緬の帯揚げ。
この色の組み合わせはとても秋にしっくりきた。ビビッドの黄色系の帯揚げはやはり使い勝手いい。

綺麗にお太鼓ができたが、お稽古始まる前に滑ってたれが下に下がった。なんという失態。私の胴が太いせいかな。

ということでこれからの季節、袷を存分に楽しもうと思う。

昨日の晩御飯は、息子が来たのでペスカトーレ、ステーキ、蕪とキュウリ、サニーレタスのサラダ。ポテトポタージュスープ。

 


親との付き合い方 歯科検診と段ボールと書類の廃棄

2024-11-24 07:05:59 | 介護
弘法市に行った日は実家の母の歯科クリーニングの日だった。
ちょうど、スケジュール的にはピッタリだったので。
実家に着くとすでに「一人で行くから大丈夫。」と言う。
そんなわけはないので、一緒に行く。冷蔵庫の中身を確認して買う物を決める。
この日は二つの予定が入っていたので、旦那に握り寿司のセットを買ってきてもらうように頼んでいる。
冷蔵庫にはほぼ、蛋白質源が入ってなかった。卵も順調に減っている。
いい傾向だ。

この日はポカポカと暖かく風もない。
ゆっくり歩いてクリニックまで。
30~40分かかるということだったので、その間にスーパーに買い物に行く。
終わってまた一緒に帰る。

思えば、去年の今頃は寒くなって母も私も急に血圧が上がった。
母は毎朝きちんと降圧剤とコレストロールを下げる薬、骨のビタミン剤を飲むようになって、随分、血圧は安定した。
風邪もひかないので内科には半年一年近く通院していない。
しつこく言ったので野菜と卵はよく食べるようになったような気もする。

ベランダに置いてある空の段ボールを潰して欲しいというので、旦那が来てから実行する。
3つくらいの段ボールに入れ子になって小さい段ボールが入っている。Amazonとかから来るやつ。
どんどん開いて畳んでいく。途中で「足で踏んだらいいねん。」とか自分のやり方を押し付けようとする。
来た時からテーブルの上にいろんな領収書とか書類が置いてある。それも良く見ていらない物は捨てて欲しいと言う。
老人にしては潔く必要のない物を見極めて捨てる母である。
ついでに昨年入院していた時の書類も廃棄することにした。すっきり。

旅行の話をまたして、デイサービスで食事をしながら話をよくするようである。
母曰く「みんないい人。」ということである。
やっぱり家族以外ともしゃべって発散することが大事。
たぶん、おんなじ話を何度もしていると思うけれど。

この日の晩御飯、お寿司、人参、ピーマンのきんぴら。トマトとブロッコリーの胡麻和え。しいたけ、玉ねぎのお吸い物。

お酒は米鶴。720mlを二人で三分の二飲む。

最近読んだ本

2024-11-23 07:20:13 | ブックリスト
新聞の書評欄を観て、すぐに図書館に予約を入れるとすでに5人待ちとかざらである。
2人とかはラッキー。
図書館がいまだ購入していない本で購入予定の本でさえである。
ちょっと慣れてきて、読みたい本の予約待ちの多数の物をすぐに借りれそうな物をミックスで15冊マックス予約を入れておくと
五月雨式に借りれるようになってきた。

かなり待って読んだ本

夜明けのはざま 町田その子著
この人の本はかなり読んだが、今回は葬儀社に勤める30代初めの女性が主人公
親友の結婚式、そしてもう一人の親友の葬儀を執り行ったことから物語が始まる。
死にまつわる話なので「暗いかも。」と思いながら、読み進むうちにさすが、町田さん、希望の見えるラストだった。
読後感爽やか。あんまり書くとネタバレになるので(もうすでになっているかも)。



がらっと変わって、こちらは「最後に、絵を語る。 奇想の美術史家の特別講義」辻惟雄著
これがいたって面白かった。歴史の文化史の勉強をしている時に江戸時代、狩野派から京都円山派、四条派という言葉の起源はそういうことだったのね。とか、与謝蕪村は俳人としてしか理解してなかったり。狩野派の戦国時代からの生き残り術、長谷川等伯の絡み、異能と言われた伊藤若冲、曽我蕭白、長沢芦雪。ここ10年ほどで作品も実際観て、画家を取り上げた小説や論説を読んで、そこらあたりの面白さを作品と共に自分なりに理解できた。阿部龍太郎著「等伯」澤田瞳子著「若冲」なんかを夢中で読んだ。同時に若冲や等伯の実作品もかなり集中して観た。
西條奈加著「ごんたくれ」で応挙、蕭白、蘆雪の人生を知り、香住の大乗寺の襖絵も観に行った。

巻末の山下裕之の対談も興味深い。


「「能力」の生きづらさをほぐす」勅使川原真衣著
私たちが教師として、「伸ばすべく」の「能力」。実態のない「能力」についての考察を実体験の中から解説する。
作者の恩師として苅谷剛彦の名前があがっていたのでやっぱりなと思った。

というわけでジャンルバラバラながら本当に読みたい本だったので待ったかいがあったと言う物である。
私は読むのが結構早いので二週間という貸し出し期間を過ぎることはない。そして、次の予約が入っている本は読み割るとすぐに返却するようにしている。待っている人がいるのだから。
充実の読書ライフである。

昨日の晩御飯は久しぶりの豚カツ。高くなったキャベツを4分の1だけ買い、千切り、サニーレタス、オクラ。白菜、しいたけ、長ネギ、セロリの葉、ワカメのお味噌汁。オリオンビールが美味しかった。

初めての弘法市 

2024-11-22 07:19:49 | 着物
いつかスケジュールが合えば行ってみたかった弘法市
土日ではない。暑くない。終い弘法ではない。
ということで京都在住の友達が案内してくれると言うので初めて東寺の弘法市へ。

ずっとしゃべってたので写真がありません!

京都駅の改札で待ち合わせということでボケた私は一階で待っていたが、友達が指定したのは二階の改札口であった。
あっーやってもた。京都駅から東寺は直線距離で近いが、八条口の方から出ないとえらい遠回りしないといけない。
ということで二階の通路を通って南側へ。そこから東寺の裏門へ。
9時半過ぎに着いたらえらい人出であった。
コロナ禍を経て気候もよくなり、広い境内に所せましと露店が並ぶ。
食べ物、骨董、手作り、色々な生活雑貨。
来ている半分以上が外国人のような感じ。
昔一度だけ通りがかった時があるが、その時より大盛り上がりである。

目指す、リサイクル着物屋さんを探す。
今回の目的は山吹色のような黄色系の帯締めとオークションで買った大島紬の訪問着の帯を買うことである。
まず、行きつく前に少しライムがかった帯締めをゲット。300円。

たどり着いたお店で、持っていった証紙を見せる。

さすがユリザクラさんのお姉ちゃん。それならこんな感じの紬やからとほぼ同じ色の大島紬を持って来て、「やっぱりこんな感じのカジュアルな帯やね。これは、紙の帯。もう一つは銀が入っているこれ。」とどちらも3000円の帯を即座に出してくれる。
グレー系と言ったので紙布の帯はすぐ抱える。もう一本は福田平八郎の瓦の絵がモチーフ(だと思う)雨の部分が銀糸になっている。
地はベージュ。悩んだ末、2本とも買うことにする。

次に2本で300円の帯締めの所でくすんだオレンジと山吹色の帯締め二本ゲット。
最後にきれいな無地の濃い紫の小ぶりな帯締め。500円。
目的の物手に入れて満足。しかもおまけしてくれた。


一番右側が300円。
左の福田平八郎帯は少しシミがあって締め跡もあったが、隠れるところ。すごく銀糸が効いて、鶯色も入っているので満足。
紙帯も爽やかで持っていない種類なので凄く気に入った。こういう幾何学的な個性的でモダンな文様の全通の名古屋帯が欲しかった。

ということで、結構な時間になり、友達が漆のお箸を買ったり、充実した2時間足らずであった。
どんどん、人が増えてお天気が良かったので午後からどんなことになるやら。

午後から母の歯科通院があったので近くのコメダ珈琲で軽いランチ。

でかいフィッシュフライバーガーを食べて、おしゃべりして、しごく楽しい充実した時間だった。






十一人の賊軍 久しぶりの映画館

2024-11-21 07:12:13 | 舞台、映画、DVD
本当にひさーしぶりの映画館
最近、邦画に観たい映画が目白押し
SHOGUNも観たいし、八犬伝も観たいかも。
吉田修一原作の「国宝」も是非、観たい。

今回は新発田に行ったきっかけで興味を持った「十一人の賊軍」

写真は全てWebよりお借りしました。
以前から仲野太賀と山田孝之のダブル主演というのは気になっていた。

シニア割引で1300円。
12月からシニア割引が60歳から65歳以上になるみたい。60歳はまだ老人ではないということね。

この日は去年770円で買った小地谷紬を染み抜きに出していた着物を始めて着る。ずっと暑くて着る機会がなかった。
友達のお母さんの名古屋帯。


この二人がまず良かった。山田孝之の役柄は最後までなんやねんの性格やけど、この人によくはまっている。

この脚本、実は60年以上前に出来上がっていて、お蔵入りした作品だ。
そのプロットだけが現存して白石監督が掘り起こしたみたい。
史実は幕末戊辰戦争の時、官軍が東北に迫る中、奥羽越列藩同盟との板挟みになった小藩新発田の時間稼ぎの戦いのたった4日間を描いた内容である。実際にこの時、江戸城は無血開城をした後だったので、ほぼ、官軍が勝つのは歴然だったが、東北は幕府方に着いていた。あんまり書くとネタバレになるので、、、。

実際、新発田の城下町はこの時の家老、溝口内匠のおかげで戦火を免れるのであるが、反対に回りの東北の藩からは「なんやねん。裏切者」と言われるのだ。藩主はまだ、年若く、この家老の寸刻みのステップを踏むような施策でなんとか切り抜ける。
実際、映画に描かれた戦いは全くのフィクション。でも、このような事があったのではないかという感じ。
この役を阿部サダヲがやっている。この役もまた、「なんやねん。」と言う感じなのでこの人にぴったりはまっている。

キャストは

多彩で特に印象に残ったのは


右側の尾上右近である。
いかさま師という役柄であるが、軽みと芸を合わせ持ってさすがに魅せる。


あと、十一人の中で唯一の女性を演じた鞘師 里保さん。モーニング娘出身、ダンスバリバリの26歳。
でも江戸時代にこんな娘がいただろうなと感じさせる存在感だった。

この映画、なんと3時間近くもある。でも最初からすぐに本題に入り、テンポがよくて、見飽きない。
手に汗握る3時間であった。

CGと京都太秦で撮影した場面とかもあり、映像も良かった。
あんまり知らんけど、東映らしい作品だったのかもしれない。

この日のランチは遅くなったので、フードコートで台湾粥と杏仁豆腐のセットで。