里山悠々録

里山の家と暮らし、田んぼや畑、そして水墨画のことなどを記録していきます

早生ハクサイとダイコンの種を播く

2019年08月13日 | 畑:葉菜類

早生ハクサイの種を播きました。最近は育苗する人が多くなりましたが、私は相変わらずの直播きです。
 1週間程前に緩効性の肥料を帯状に散布し、トラクターでロータリー耕耘しておきました。秋野菜も省力的な帯状全層施肥が基本です。
 2週間程前には苦土石灰を全面に散布し、一度耕耘しておいたのですが、水分が多いところを無理をして耕耘したためごろ土になってしまいました。
 畑の条件が良ければ、再度ロータリーで耕耘するのですが、水分が多いので、管理機で畝立てを兼ね、逆転ローターで耕耘しました。


 ネキリムシなどの予防に粒剤を散布した後、ロータの羽根は左側を外向き、右側を内向きにし、左回りに往復して1畝にします。畝間は80センチです。
 鍬でならして、畝を作ります。
 品種はトーホク種苗の「郷秋60日」という早生の品種。近年、主にこの品種を使っています。
 播き穴の印を付けます。ドリンク剤の瓶を使っています。株間は30センチ。


 1カ所に7、8粒くらい播きます。


 覆土した後、おがくずを掛けています。何もしないと、乾いたり、逆に雨に叩かれたりして、うまく発芽しません。
 50株程ですが、うまく発芽してくれるでしょうか。
 中晩生種の種播きは2週間後くらいです。


 ダイコンも同様に行いました。
 畝間80センチ、株間27センチ。
 ダイコンは発芽がいいので、1カ所3、4粒播き。
 

 品種は耐病総太り。
 今回のダイコンはメインではありません。早まき分として20数株だけです。10月に行われる鎮守の神社の祭典に供えるのが目的の一つです。


今年のイネは障害不稔の危機を脱す

2019年08月12日 | 田んぼ

 イネの穂が出て、約10日。
 好天に恵まれて順調に授粉したようです。
 ここまでくれば、7月の平年を大幅に下回る低温と日照不足の影響がほぼ予測できます。アメダスデータでは、この辺りの天候が特異的に悪く、実の入らない、当地方で言われる「あんどん穂」の発生が心配されました。
 田んぼを見渡すと、かなり穂が垂れてきました。

 
 減数分裂期のギリギリの気象は乗り越えてくれたようです。その前の7月10、11日の最低気温が12℃台と極端に下がった影響はよく分りませんが、少なくとも「あんどん穂」が多発するという状況はなくなりました。
 こちらの田んぼも大分穂が垂れてきたのが分ります。


 中ほどの少し早めに穂が出たようなところです。

 まだ穂が垂れてきたばかりですから断定はできませんが、作柄の甚だしい不良は避けられそうです。穂をとって、籾を一つ一つ触ってみると、空っぽの籾は全く手応えがありませんが、授粉されている籾は指で押すとプシュッとした手応えがあります。


 確かに空っぽの籾もあります。しかし、これは普通の年でもゼロではありません。明らかに心配したほどはないようです。
この空っぽの籾はもう少し経つと黒く変色してくるのではっきりしてきますが、障害不稔という大きな危機は脱したようです。
 水口など穂が遅く出たところはまだほとんど垂れていません。


 7月の悪天候の後、ここ2週間ほどあまりにも好天が続いたので、今後はその反動が怖いです。ここ里山は、日中気温が上がっても夜温が下がるので、熱帯夜になるようなことはありません。暑い日が続いてくれるのはこの辺りのイネにとっては幸いです。あと1ヵ月、大きなトラブルなく過ぎて欲しいものです。


ひまわりを水墨画で描く

2019年08月12日 | 水墨画:草花
画仙紙 半切1/3

 ひまわりを水墨画で描きました。
 沢山植えられている中の目前の5本のイメージです。ひまわりの花は大体同じような方向を向いているのが多いですが、それでは変化がないので、横向き、後ろ向きのひまわりも入れてみました。
 夏の日差しを浴びた明るい感じが少しは出せたでしょうか。

壮観!ひまわりの丘

2019年08月11日 | 小旅

 夏が一番似合う花といえば、ヒマワリをあげる人が多いのではないでしょうか。

 昨日、「ひまわりまつり」を開催中の宮城県大崎市三本木の「ひまわりの丘」を訪ねました。ここは、30年以上前から本格的なひまわりの集団栽培が始まった、当地方ではよく知られたところです。


 私が以前に訪れたのは、記憶が曖昧なくらい昔のことです。現在は北海道の北竜町に次ぐ規模にまでなったそうです。
 現在、この「ひまわりの丘」には約42万本のひまわりが植えられているというのですが、ちょっと想像するのは難しいです。
 まずは、見ないことには実感が湧きません。
 見事!の一言に尽きます。


 今年の長梅雨などには相当悩まされたと思うのですが、これほど揃えるのは並大抵の苦労ではなかったと敬服します。


 最近は、結構色々なところでひまわりが作られていますし、ひまわりの種類も様々ですが、やはりここは頭抜けています。背丈を遙かに超える、いわば向日葵らしい向日葵です。




 
 会場では、ひまわりの種を使ったひまわり油や菓子なども販売されていました。
 実に壮観なひまわり畑です。ちょっと古いですが、映画「ひまわり」に出てくる地平線まで続くひまわり畑を彷彿とさせます。


鬼百合を水墨画で描く

2019年08月10日 | 水墨画:草花
本画仙 色紙

 鬼百合を水墨画で描きました。
 ユリには様々な種類がありますが、鬼百合の姿はとりわけ特徴的です。反り返った花びらの表現はかなり手ごわい。大柄で鮮やかな橙色に多数の斑点と、花は派手ですが、葉は小さく、数が沢山付いています。
 モチーフは輪数の少ない鬼百合です。