初心者の老人です

75才になって初めてVISTAを始めました。

映画とテレビのカメラヘッド

2011年04月09日 20時09分06秒 | Weblog


映画とテレビの仕事はどちらも映像を扱います

どちらのカメラマンのカメラ操作は

表面的には同じように見えます

しかし、微妙に気持ちの持ち方が違います





スポーツに例えれば

画のキャメラマンのカメラ操作は

野球、相撲に似ています

球はバッターが打席に入って始まります

相撲は、力士が時間いっぱいの

仕切りから始まります





映画はワンカットずつ撮っていきます

督の号令

「用意」

「スタート…」

から始まります。




映画キャメラマンはセット(スタジオ)で

緊張と緩和が断続して訪れます。



テレビ番組をスポーツに例えると

サッカーやラグビーに似ています

サッカーの45分間は、

試合が連続しています

テレビカメラマンのカメラ操作は

緊張と緩和が連続して訪れます



映画キャメラマンは、カットを撮り終えて

カメラを動かないようにカメラヘッドをロックします

次のカットまで一寸した休憩があります




テレビカメラマンはドラマでもトーク番組でも

台本で決められたカットや受け持ちのトーク(出演者)の

カットを撮り終えても番組は

続いていますから、指定された次のカットを

準備しなくてはなりません

番組がスタートすると、途中でテレビカメラマンは

番組が終わるまでカメラを

ロックすることはありません




映画のキャメラも、テレビカメラも

三脚に乗せたカメラヘッドの上にセットされています

どちらのカメラヘッドもバランスを考えて作られていますが

映画用のカメラヘッドはテレビカメラでは

一寸使いにくいのです