平岩弓枝の単行本「御宿かわせみ」の挿絵に
、
最初はあまり気にしていませんでした
旧作を何巻か読んでいるうちに個性のある挿絵の
雰囲気が「御宿かわせみ」にぴったりだと
思うようになりました
… … …
月刊誌「オール読物」に連載される
「御宿・かわせみ」と
白黒の挿絵は大好きでした
大河端の「旅館・かわせみ」を舞台に
神林東吾(かみばやし とうご)と
庄司るい(しょうじ るい)を中心に
毎月の月刊誌で完結する中編の物語です
旅館を舞台にして事件を解決していきます
たまにふた月にわたって(上・下)の
ときもありました
… … …
月刊誌の連載物語がある程度
まとまると、1冊の単行本として
書店に並びました
挿絵画家の 蓬田やすひろ(よもぎだ やすひろ)、を
インターネットで調べました
北海道札幌市出身のイラストレーターでした。
高校を卒業後、大手広告代理店を経て、
1974年にフリーのイラストレーターとなる。
時代小説の新聞・週刊誌連載の挿絵や、
ブックカバーの装丁を手掛けます。
小説関連だけでなく
、
ならシルクロード博覧会のポスター製作を手掛けます。
2009年には菊池寛賞を受賞しています
書店で時代小説の文庫本を見ると
蓬田やすひろのカバー絵が並んでいます
それらの表紙を見ていると
蓬田のカバー絵の小説はみな
「御宿・かわせみ」に
似ているように感じてしまいます
他の時代小説家の作品には、
この個性豊かな蓬田やすひろのカバー表紙を
避けている作家がいるようです
最初は、「御宿かわせみ」を図書館の
古い単行本で読んでいました
また雑誌コーナーの「オール読物」で
最新の物語も並行して読んでいました
大河小説ですから物語の日時が経つうちに
江戸時代もおわり明治維新になります
名も「新・御宿かわせみ」となってしまいます