初心者の老人です

75才になって初めてVISTAを始めました。

続・ヴィンテン・カムヘッド

2011年04月11日 20時33分52秒 | Weblog


独創的なアイデアのヴィンテン・カムヘッドは

使い勝手の良さから全国のテレビ局に導入されました




映画キャメラのミッチェルのフリクション・ヘッドから

テレビカメラはやっと開放されました



テレビカメラにはフィルムはありません

一度、ヴィンテン・カムヘッドでカメラの重点調節を

すれば、番組中はフリーになります




スポーツ中継では中継が始まる前の

カメラ調整時間にカムヘッドに乗せられた

カメラのバランス(重心位置)を調整します

50倍、とか100倍の大きなズームレンズを使用する場合も

レンズとカメラの総合重心の調整が

キチッととれていれば、

カメラから手を離してもその位置(角度)で

止まっています。




映画キャメラは銀塩フィルムに撮影されます

そのフィルムはマガジンに装填されています

未感光のフィルムが詰まったマガジンは

マガジンの前に目方がかかっています



そのマガジンも撮影が終わるころは

露光済みのフィルムがマガジンの後に巻き取られて

今度は、マガジンの後が重くなります



映画キャメラはマガジンの状態によって

キャメラとフィルムマガジンの総合重心の位置が

連続的に変わっていきます



テレビカメラ用のヴィンテン・カムヘッドは

映画キャメラでは使えません