平岩弓枝の大河小説「御宿・かわせみ」の主役は
神林通之進の弟、美男子の東吾と旅籠(旅館)かわせみの
美人主人、るい、の2人に降りかかる事件を
解決したり、2人が出会う知人とのやりとりの物語です
この2人はまわりの知人から仲人を頼まれて
結婚式を挙げる物語がありました
この結婚式のストーリーを読んだ熱心な読者から
結婚祝いが届いたと、作者、平岩弓枝のエッセーで
読んだことがあります。
またシリーズの中の誰かに、
子供が生まれると、熱心な読者から
誕生祝いが届いたとも書かれていました
熱心な読者は、小説のストーリーと現実が
一緒になっているのでしょう
やがて誕生のストーリーからリアルに1年経つと
1歳になりましたね…
3年経って3歳ですね…
七五三の祝いだ…などとファンレターが
来るそうです
小説の中で、誰かが結婚して子供が生まれると
熱心な読者はリアルにカウントを始めるようです
「御宿・かわせみ」はホテル形式の物語です
友人、知人が結婚して子供が誕生すると
物語はリアルに年数が明らかになるのでしょうか
読者のリアルなカウントが「御宿・かわせみ」の
主役の神林東吾とるいの年齢をも重ねていきます
内田康夫のヒーロー、浅見光彦のように
取り巻きの美女に騒がれながらも
独身で通すのでデビューから29年間、
33歳で通すことが出来ます。