テレビのカラー化は
フィリップスのカラーカメラ(プランビコン管)の輸入で
始まりました
このカメラには電動ズームレンズがついていました
レンズは、イギリスのテーラー&テーラー・ホブソン社の
バロタールズームレンズでした
レンズプリセットボックスが付いています
押しボタンがいくつか付いています
ズームレンズの使用する焦点距離を記憶させておきます
プリセットボタンを押すと記憶された焦点距離に
ズームレンズの焦点距離が決まります
モノクロ時代の晩年、キヤノンから7倍のズームレンズが
作られていてレンズターレットに取り付けて使い出していました
キヤノンのズームレンズの構造は
ズームレンズに長いシャフトがつながっていて
カメラ後部につきだしています
シャフトの手前には掌の大きさの円盤がついています
シャフトを手で押すと、レンズのズームは望遠側に動きます
シャフトを引くと、ズームは広角側に動きます
シャフトについた円盤を右手で廻して焦点を合わせます。
手動の簡単な構造のズームレンズに慣れているカメラマンに
テーラーの電動ズームレンズに戸惑いました。
キヤノンからテーラーマウントの手動ズームレンズが
現れます。
と同時に、銀塩フィルムメーカーの冨士写真光機から
押し引き手動のフジノンズームレンズが発売されます