■■■ オバマ大統領の予算教書演説
オバマ大統領による予算教書は、11年度の財政赤字が過去最悪の1・6兆ドル強(約137兆円)に達し、債務残高は約14兆ドル(1162兆円)にまで達したと言うことです。このままでは、基軸通貨としてのドルの地位が揺らぎかねません。
一方で、日本の国債残高は550兆円を超えてしまっています。低金利の時代ですから、何とかやっていられますが、金利が上がったら、ギリシャの比ではありません。例えば現在より金利が1%高くなったとすると、利払費は中期的には5兆円程度かさむことになると試算されています。
残高では日本の方が金額は少ないです。しかし、対GDP比で見ると逆転し、それも大きな差があります。日米の大きな違いの一つが、GDPの年率伸び率です。アメリカの法が遙かに大きく、今後益々その差は広がります。
自民党政府がコツコツと累積赤字を増やし、民主党政権はそれを減少させるどころか、赤字国債を発行して、自民党と同じようにばらまき政策をとっています。日本には、政治屋はいても、国民を見ている政治家はいないと言われても仕方がないですね。
自分達の政争に終始せず、与党も野党も、国民目線の政治をやってください。