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■【知り得PC情報】03 【入門】 PCのキーボードに付帯する便利な機能を知ろう 2

2021-04-12 12:03:00 | デジタル・インターネット

■【知り得PC情報】03 【入門】 PCのキーボードに付帯する便利な機能を知ろう 2

■■ 知っているようで知らないPCのキーボードの使い方

 

 私は長年、PCによるアプリケーションの利用には、メニューバーからメニューを選んで、PCの操作をするということがあたりまえであり、それがベストであると思い込んで、何十年もその様にしてPCを使ってきました。キーコマンドという機能があるのは知っていましたが「メニューから機能選択するのが基本だろう」という思いで、なんら自分のPCの使い方に疑問を持ちませんでした。

 

 ところが、近年の自分自身のPC操作をみますと、上記は基本ですが、キーコマンドを利用していることに気づきました。ここでいう「キーコマンド」とは、たとえば「文字を太字にする」というような操作をするときに画面上部に表示されるメニューバーを使うのではなく、[Ctrl]キーを押しながらBキーを押すことにより太字にするという操作を指します。

 

 オーソドックスなメニューからの機能指定では、キーボードから手を離して、マウスに手を動かし、画面上でポインターをメニューにあわせて操作をします。キーボードから手を離さざるを得ないのです。とりわけメニュー利用が多い操作の時には、従来のやり方ですと、キーボードからマウスへ手を動かすという動作による時間ロスが多いのです。

 

 かつては、キーコマンドに対して、メリットを感じなかったのが、近年の自分自身のPC操作を見ますと、様変わりをしたように思えます。どちらの操作方法でも時間的には大差はないでしょう。ところがマウスを使うことにより、思考が一旦停止して、操作に注意がそそがれてしまうのです。

 

 同じ作業をするにも、「塵も積もれば山となる」違いが生じているのではないかと思っています。

 その様な視点で、初心に戻って、キーボードの使い方について記述してゆきたいと思います。

 ベテランでも、ヘビーユーザーでも、莫迦にしないでご覧下さると、新しい発見があるかもしれません。

 

◆【入門】 PCのキーボードに付帯する便利な機能を知ろう 2

 

 アルファベットや数字以外にもいろいろなキーの機能や使い方について説明していますが、さらに紹介を続けます。


◇ [Shift]キー (上下段切り替えキー)

 キーボード上のひとつのキーのほとんどに、2つの文字や記号が登録されています。前回ご紹介しましたように、アルファベットのキーは、大文字と小文字の切り替えを行うことができます。

 横道にそれますが、英文タイプライターにも[Shift]キーがついています。[Shift]キーを押しますとキーユニット全体が少し上に上がります。ひとつのキーに2つの文字や記号が付いていますので、キーユニットがあがった分角度が変化して、キーバーが紙に打ち付けられるのです。すなわち、通常ですと、ひとつのキーヘッドの小文字の部分が、プラテンというゴム製筒状の紙をヒットしますが、[Shift]キーが押されますとキーヘッドの大文字が刻印されている部分で印字できるようになっています。

 アルファベット以外の数字や記号キーにも、それぞれに数字や記号など2種の異なるものが登録されています。

 連続して大文字を入力する場合には、既述の通り[Caps Lock]キーと[Shift]キーを併用します。[Shift]キーを押しながら[Caps Lock]キーを押しますと、大文字にロックされます。

 これを解除するときには、[Shift]キーと[Caps Lock]キーを同時に押しますと解除できます。


 ひとつのキーに複数の文字などが登録されているために、限られたキーでも複雑な操作を行うことができるのですね。


◇ [Alt]キー (オルト・キー)

 [Alt]キーを押しながらアルファベット表記のキーを押しますと、そのアルファベットに登録された機能を使うことができます。

 OCのバージョンやPCの機種、使っているアプリケーションによって登録されている機能は異なります。多くのアプリケーションでは、すでにメニュー欄の日本語メニューの後ろに()付きでアルファベットが表示されています。[Alt]キーを押しながら、そのアルファベット・キーを押しますと、その表記のON・Off切り替えをすることができ、そこに登録されている機能を使うことができます。

 マウスの右クリックをしたときに表示されるポップアップ・メニューにも、この表記がされているアプリケーションが多いです。

 ちなみにwordの場合は、[Alt]キーを押しますと、画面上部のメニュー欄が、図のように変化します。

 


◇ [Home]キー (ホーム・キー)

 [Home]キーを押しますと、カーソルが行頭にジャンプします。ブラウザーが開かれているような使用状況では、ウィンドウの先頭までスクロールします。

 フルサイズのキーボードですと、[Home]キーがついていますが、モバイルPCや小型なキーボードですと、矢印キーと兼用されていることがあります。その場合には、【Fn】を押しながら、[Home]キーを押します。


◇ [Delete]キー (削除キー、デリート・キー)

 [Delete]キーは、その名の通り削除するための機能を持ったキーです。

 何を削除するかというのは、使っている状態により異なります。たとえばwordなどで文字を入力している場合は、通常は、カーソル(プロンプター)のある直後の文字を削除します。

 ちなみに、[Back Space]キーは、カーソル(プロンプター)の直前の文字を削除します。

 範囲指定をした場合には、指定した範囲を削除します。
 
 範囲を指定するには、範囲選択をしたい部分の先頭から末尾までをドラッグしたり、[Shift]キーと矢印キーを組み合わせて範囲指定をしたりします。

 指定する範囲が狭い場合には、この方法が有効ですが、利用しているPCでアクティブな部分に表示されている全てをC&Pするには、その範囲が広いですと、スクロールしたり、ページをまたいだりして大変です。

 このような時に、[Ctrl]キーを押しながら文字キーのAを押しますと、全てを選択することができます。

 この操作は、wordなどのOfficeアプリケーションだけではなく、エクスプローラーで、ファイルやフォルダーの範囲指定をしたときにも使えます。


◇ [Back Space]キー (バックスペース・キー)

 [Back Space]キーは、その名の通り後進するキーです。

 後進というのは、たとえばwordなどで文字を入力している場合は、通常は、カーソル(プロンプター)のある直前の文字を削除します。

 ちなみに、[Delete]キーキーは、カーソル(プロンプター)の直後の文字を削除します。

 範囲指定をした場合には、指定した範囲を削除します。

 

 

<< つづく >>

 

■ 知っているようで知らないPCのキーボードの使い方  バックナンバー

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