■【知り得PC情報】05 【入門】 PCのファンクションキーは便利 その1 お勧めの理由
■■ 知っているようで知らないPCのキーボードの使い方
私は長年、PCによるアプリケーションの利用には、メニューバーからメニューを選んで、PCの操作をするということがあたりまえであり、それがベストであると思い込んで、何十年もその様にしてPCを使ってきました。キーコマンドという機能があるのは知っていましたが「メニューから機能選択するのが基本だろう」という思いで、なんら自分のPCの使い方に疑問を持ちませんでした。
ところが、近年の自分自身のPC操作をみますと、上記は基本ですが、キーコマンドを利用していることに気づきました。ここでいう「キーコマンド」とは、たとえば「文字を太字にする」というような操作をするときに画面上部に表示されるメニューバーを使うのではなく、[Ctrl]キーを押しながらBキーを押すことにより太字にするという操作を指します。
オーソドックスなメニューからの機能指定では、キーボードから手を離して、マウスに手を動かし、画面上でポインターをメニューにあわせて操作をします。キーボードから手を離さざるを得ないのです。とりわけメニュー利用が多い操作の時には、従来のやり方ですと、キーボードからマウスへ手を動かすという動作による時間ロスが多いのです。
かつては、キーコマンドに対して、メリットを感じなかったのが、近年の自分自身のPC操作を見ますと、様変わりをしたように思えます。どちらの操作方法でも時間的には大差はないでしょう。ところがマウスを使うことにより、思考が一旦停止して、操作に注意がそそがれてしまうのです。
同じ作業をするにも、「塵も積もれば山となる」違いが生じているのではないかと思っています。
その様な視点で、初心に戻って、キーボードの使い方について記述してゆきたいと思います。
ベテランでも、ヘビーユーザーでも、莫迦にしないでご覧下さると、新しい発見があるかもしれません。
◆【入門】 PCのファンクションキーは便利 その1 お勧めの理由
ちょっとしたことを知っているのと、そうでないのとでは差が大きく出てきます。
たとえば、キーボードで入力しているときに、「行頭にカーソルを飛ばしたい」というようなことってありますよね。
その様な時に、◀でカーソルをひとつひとつ送っていく人もいるでしょう。マウスを用いて、行頭にポインターを移動して、クリックする人もいるでしょう。
ところが、ファンクション作動キー(キーボード下方の左のほうに【Fn】と印字されたキー)を押しながら?(home)キーを押しますとカーソルが、行頭にジャンプします。
同様にして、【Fn】を押しながら▶(end)を押しますと行末にカーソルが飛びます。
一見しますと、大したメリットのように見えないかも知れませんが、私はブログ発信などで大変便利に使っています。
私は、複数のブログ(GOO、ameba他)に毎日発信していますので、本文のC&P作業は不可欠です。そこで、ブログタイトルをブログの一行目に入力しておくようにしています。
ブログエディターで本文をすべて選択し、件名欄にタイトルをペーストしますと、IEブラウザーでは、そのまま件名としてペーストできます。ところが、Edgeやクロームなどのブラウザーでは、キャッシュ(一時保存)した本文全てがペーストされてしまいます。
この時に、カーソルを行頭に飛ばしてから、タイトル部分の最後尾にカーソルを移動し、shiftキーと【Fn】とを押しながら?(end)キーを押し、Deleteキーを押しますとタイトルの不要部分を削除することができます。
この機能を覚えてからは、複数のブログにタイトルを再入力する時間と手間を減らすことができ、発信時のストレスを、ごくわずかですが減らすことができるようになりました。<笑い>
【 注 】
その2では、【Fn】の実務的な使い方を、その3では、その他の便利なキー操作をご紹介します。
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