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【成功企業・元気な会社・頑張っている社長】 「奥の細道」ゆかりの大垣で起業、「むすびの地」を目指す 3809-5128

2025-01-28 12:03:00 | 【経営】 成功企業・元気な会社

■【成功企業・元気な会社・頑張っている社長】 「奥の細道」ゆかりの大垣で起業、「むすびの地」を目指す 3809-5128

 経営コンサルタントを半世紀にわたってやってきた経験から、すこしでも皆様のご参考になればとお届けしています。

 成功企業・元気な会社・頑張っている社長】は、皆様から寄せられたり、私が支援したり、見聞したりした企業の事例を紹介していますが、お陰様で、毎回拍手をいただいています。

 また、あなたのクライアント・顧問先やお知り合いの会社で、ここで紹介したい企業・団体等がありましたら、是非ご連絡ください。

■   「奥の細道」ゆかりの大垣で起業、「むすびの地」を目指す 3809-5128
 松尾芭蕉の「奥の細道」は江戸の千住から始まった。隅田川にかかる千住大橋 の近くには、芭蕉が出発の際に詠んだ「行く春や鳥啼(とりなき)魚の目は泪」 と刻まれた矢立初(やたてはじめ)の碑が建っている。そこから約5カ月に わたって東北・北陸地方をめぐった芭蕉は現在の岐阜県の大垣で旅を終えた。 大垣市内には「奥の細道むすびの地記念館」が2012年に完成し、芭蕉が詠んだ 俳句などを紹介している。

 その芭蕉ゆかりの地そばに本社を構えるのが、企業主導型保育園を運営する R社だ。看護師として働いてきたK代表取締役が「赤ちゃん を預かる保育園にこそ看護師が必要」との考えから7年前に起業し、看護師常駐 の保育園を市内2カ所に開設したのである。以来、女性の活躍を応援したいとの 想いから、母親の再就職支援や訪問保育、さらにSDGs活動や高齢者自立支援と 事業を広げている。

 K氏は愛知県豊橋市の出身。同市や岡崎市で看護師として働き、その後、 結婚して名古屋市に移り、さらに第一子出産直前に家庭の事情で大垣市に移住 した。奥の細道で約2400kmを移動したといわれる芭蕉には到底及ばないものの、 K氏も故郷を離れ、それまで縁もゆかりもなかった大垣にたどり着いた。 JR東海道本線の快速電車に乗れば1時間半ほどで移動できる距離だが、親類も 知人もいない初めての土地で出産、育児と、当初は不安な日々を送ったという。

 話を芭蕉に戻すが、大垣で2週間ほど過ごしたあと、「蛤(はまぐり)の ふたみにわかれ行秋(ゆくあき)ぞ」との句を残し、桑名へとまた旅に出た。 そんな芭蕉とは異なり、K氏は2児の子育て、看護師への復帰、そして起業と、 大垣に腰を据えた格好だ。「とても住みやすい場所」(K氏)という大垣が 自身を含め多くの人たちにとって「むすびの地」になるよう、K氏は今後、 行政や企業と連携して魅力あるまちづくりを目指していく考えだ。

【 コメント 】
 経営者としての自分の経験も含め、働く人達を見ていて、「看護師が必要だ」と痛感し、その思いを経営に活かすという、経営者の夢の実現で成功している好例のひとつと言えます。
 女性の活躍を応援したいとの想いから、世の中の母親の再就職支援や訪問保育に留まらず、さらにSDGs活動や高齢者自立支援へと事業を広げているという経営姿勢に頭を垂れる思いです。
 頭で考えれば、社会貢献ということで理解はできますが、それをビジネスとして活かしているところに学ぶべきものがあります。
  出典: e-中小企業ネットマガジン掲載承認規定に基づき作成

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