kenharuの日記

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今日も枝幸

2010-08-20 | 旅行記
マスの群れが入らないので、手持ち無沙汰だ。
北上するか、南下するか、留まるか。
決めかねたまま、午前中はパークゴルフをした。

昼頃から暑くなった。
30度には届かないが、風が弱いので暑苦しい。
公園の駐車場で昼寝をしてから、ウチワ片手に、風通しの良い木陰で過ごした。
北海道には、広くてきれいで無人の公園が、いっぱいある。

こういう施設を利用していると、払いすぎた税金を取り戻しているような気がする。


陽射しが和らぐころ、再び枝幸港に行った。
100均で買ったランドリー袋を使って、目の細かいタモを作り、シラスすくいをした。
シラスの大群が、黒い帯になって海面を泳いでいる。
タモの出来が悪く、なかなか上手くすくえない。
サケマスが釣れないので、その代わりの遊びだが、随分と大きさの違う魚だ。

軽自動車から袈裟を着た坊さんが降りてきて「ここは灯篭流しの会場になるので移動してください」。
おお、それではと、脇の船着場に移動して、灯篭流しを車窓に嵌め込んで、晩酌をすることにした。
酒の肴はシラスの卵とじ。

拡声器から読経が流れ、漁船が市民から預かった灯篭を港内に浮かべて回る。
車窓から「海に流れ出て、台風が来たら、ジージの灯が消えちゃうね」という子供の声が聞こえてきた。


全部の灯篭を浮かべ終わったとたんに、船も係員も市民たちも、なぜか一斉に引き上げ始め、たちまち港は無人状態になった。
残された灯篭の灯がひとつずつ消えて、元の真っ暗な海面に戻るまでを見ていたのは、ボクたち二人だけ。
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