kenharuの日記

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シジュウカラに新居を

2023-01-25 | 野鳥
庭の餌台に来るシジュウカラが2羽になった。
いつも一緒に行動しているから、多分つがいだろう。

シジュウカラは住宅地でも繁殖する。
この狭い庭でも営巣するかもしれない。
そう考え、昔作った巣箱を探し出して餌台の上に取り付けた。


繁殖の時期は2ヶ月ほど先になるが、今のうちに新居を気に入ってもらおうという作戦である。

シジュウカラは一回の繁殖で8~10個の卵を産む。
鳥の種類によってその産卵数は決まっていて、これを「一腹卵数」と呼ぶ。
シジュウカラは何日かをかけて産み続け、一腹卵数に達すると抱卵を始める。
面白いことに、途中で何個か卵を抜き取られると、不足した分をちゃんと産み足してから抱卵を始めるという性質がある。

ヘビに卵を盗まれたシジュウカラの母親は「ひぃ、ふう、みぃ・・・」と卵の数を数え、「あら、まだ3個足りないわ」とばかりに不足分をポコポコポンと産み足す。
シジュウカラはひと桁の引き算なら出来るのである。

余談になるが、
産卵中の巣の卵を、1個だけ残して、抜き取り続けた研究者が居る。
産んだら取り、また産んだら取る・・・科学的実験と称して、しつこく抜き取り続けた結果、スズメの例では最高70個もの卵を産んだという。


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