ごっとさんのブログ

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報道威圧発言問題

2015-07-08 10:21:41 | 時事
ウインブルドンテニスは、今日準々決勝ですが、上位4人が揃っています。しかしNo1ジョコビッチはやや危ないところでした。一昨日の4回戦で長身のビッグサーバーにいきなり2セットを取られてしまいました。何とか粘って2-2まで戻したのですが、ここで日没サスペンデットとなり、昨日がファイナルセットでした。これをぎりぎりでものにしたのはさすがにジョコビッチでした。ベストフォーには上位4人が残るのか、楽しみです。

先週は、自民党議員の私的な勉強会の席で、講演者が「沖縄の新聞社2社はつぶさなければいけない」といったり、自民党議員が「不適切な報道機関には、広告を出さないよう企業に働きかけろ」というような発言が出たことが問題になり、大きく報道されていました。私の感想としては、「馬鹿なことを言う人がいるものだ」という感じで、特に問題になるとは思っていませんでした。むしろ非公開で私的な勉強会の講演内容や、質疑応答までがなんで公表されているのかが不思議でした。非公開といっているのに、聴講自由なわけはなさそうですので、報道機関は何らかの方法で入手したようです。

これは報道の自由に対する挑戦だという意見には賛成しますが、この発言が戦前のような言論弾圧につながるという主張には賛成できません。そもそもそれほど重い発言とは思われません。どこかのマスコミが、有識者の意見として、「居酒屋で酒を飲みながらくだをまいているならまだしも、議員の勉強会で発言することは問題だ」というようなことを紹介していました。これもおかしな意見で、有志が集まる私的な勉強会などというものは、中国問題研究会と称して麻雀をやる程度(ちょっと違うかも)の軽いものだと思います。あえて挙げれば、この勉強会を自民党会館内でやったのはまずかったような気もします。これをどこかのホテルでも借りてやれば、たぶんマスコミも注目することもなく、何の問題も起きなかったでしょう。この点で開催者が処分される程度で済むことのような気がします。

沖縄の新聞社2社が共同会見を開き、誹謗中傷を受けたといって抗議しましたが、何のための会見かよくわかりませんでした。
私はそれよりも、国会で取り上げたという方が残念でした。現在は安全保障法案をはじめとして、重要な法案審議をしているはずが、こんなくだらない問題で時間を取られということは、本当に無駄なことをしていると思います。安倍首相も最初は突っぱねていましたが、やはり早期決着を望んだのか、正式に陳謝しました。これで何が解決したのか分かりませんが、野党議員も報道機関も収まってしまいました。民主主義の根幹にかかわる問題といって騒いでいたのは、首相に謝らせることが目的だったのでしょうか。