赤い太陽にキッス! 

旅日記、旬の花をパチリ!
ランチあちこち、スウィーツ大好きも書きます。
そうそう、 朝一番の太陽にキッスも・・・

4.蛙合戦の池 やせ蛙まけるな一茶 これにあり

2012年11月02日 13時10分46秒 | デジカメ旅日記
4.蛙合戦の池 やせ蛙まけるな一茶 これにあり

本堂の裏庭に小さな池がある。




此処には春ヒキガエルが繁殖のためにたくさん集まってきて、
メスを巡る争いをする。

それを見て一茶が

病弱なわが子 千太郎を思い やせ蛙に重ね合わせて声援を込めて
やせ蛙まけるな一茶 これにあり
と詠んだところである。
一茶句碑が建っている。



池の片隅に置かれた手鉢に紅葉が浮かんでいた。



本堂の裏山には、



関ケ原の合戦で勇名をはせ、
広島城の大大名から幕府の謀略により、小布施に落ちてきた福島正則公の霊廟が
無念を押し殺したように寂しげに佇んでいた。

3.岩松院 八方睨み鳳凰図

2012年11月02日 08時07分47秒 | デジカメ旅日記
3.岩松院 八方睨み鳳凰図

葛飾北斎、福島正則、小林一茶ゆかりの古寺 梅洞山 岩松院を参詣する








赤鬼の様なユーモアを漂わせる仁王門を潜り抜けて、


本堂への玄関を入ると
小布施の豪商の家に生まれた鴻山の書 無 と蛙が迎えてくれた。
お寺さんの説明では、お詣りする人を むかえる を表わしているそうだ。


本堂大広間の天井に描かれた、
葛飾北斎最晩年の作品 八方睨み鳳凰図を見ながら
説明を受ける。

鳳凰図は長崎から取り寄せた顔料を膠水で溶いた絵具で彩色されていて、
その絵具代150両、金箔を4400枚使用している。

現在の価格に直せば5千万円ぐらいになるそうだが、高井鴻山が寄進したそうだ。

そして驚くことに、
160年たった現在でも彩色が鮮やかで、補修しているのかと思えるほど
少しも変化していない。

岩松院のリーフレットより