こころとからだがかたちんば

YMOエイジに愛を込めて。

かたちんば徒然日記 : 茶番劇としての「コドモ」選挙

2010-07-12 22:11:48 | 雑記帳


今日、仕事場で、ある人が言った。
NHKの「龍馬伝」の終了後、選挙特番に切り替わったが、この落差の大きさに、言うコトバを失った、ということ。

まさに、この「日本」という国のいしずえに真剣に取り組んだ坂本龍馬の命がけの生き様に感動する一方、我々の血税を使って、遊びに遊びまくっている「政治家もどき」の茶番劇・・・・・。

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自分は、TVを付けて、数分で、谷亮子のブサイクな吐き気を催す笑顔が映った瞬間に、スイッチ・オフした。
「ヤワラちゃん」などというあの杉浦直樹のマンガの可愛い女の子の愛称を使う事を、杉浦直樹は肖像権侵害で訴えるべきである。

かつて、和歌山の毒カレー事件の犯人のオンナがいつも来ていたブランド・メーカー「ミキ・ハウス」が「ブランドにキズが付くので、着るのをやめてくれ」と言った事と同じである。

今回も、30パーセント台という、実に低い相変わらずの投票率の中間報告ではあったが、えらいなと思った有権者は、タレント候補者に向かって「お前、二束のわらじが履けるとでも思ってんのか!」「有権者をバカにするな!」と、タイマンで言う人が居たところだった。

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TVのスイッチをオフした自分は、いつものTBSラジオに切り替えた。
宮台真司が、珍しいほどに激興していた。
菅直人の事をボロクソ言っていたが、収まりが付かないほどに興奮していた。
まあ、言われて当然だが・・・。

しかし、その民主党を離れた票が、自由民主党に流れているのを察知した段階で、今度は、自分が激興して、今度は、ラジオをスイッチ・オフし、教育テレビに切り替えた。

すると、過去、昨年、まさに愛ネコ「まみちゃん」と最後の添い寝をした晩にかかっていて、引き込まれた、19歳にして連続射殺犯で逮捕され、その後「無知の涙」「木橋」「なぜか、海」といった名作を牢獄の中から生む事になる小説家、永山則夫の重き生き様の番組の再放送だった。



「日本」という国・人の命というものの重さに比べ、なぜもこんなにも、日本の政治というものが軽くケーハクなものなのか・・・・と今更ながらあきれ返った。

***

MZ師はよく、こういう。
「民主主義なんてのは、そんな程度のモノ。(民衆は愚衆)
こういう二大政党共に信用ならん時にこそ、ファシズムが生まれたのだ。」

自分の本音を言えば、真なる右翼の政党があれば、そこへ投票すべき所、どこにもその足がかりが無いために、「コドモ」選挙は続くよ、どこまでも・・・・という状況。

坂本龍馬先生も永山則夫も、草葉の陰で泣いている事だろう。
情けない。

***

「崇高なものが現代では無力で、滑稽なものにだけ野蛮なチカラがある。」
                              三島由紀夫『禁色』より
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