朝方は小雨がぱらついたが、気温が高めで
雪にはならなかった。
今日は晴れたり曇ったりで、すっきりしない一日。
刃物を研いだり、彫刻をしたりして家で過ごした。
彫刻刀や鑿を研ぐ時は、刃の角度を一定に保つのが
大切だがこれが難しい。
熟練の宮大工や指物職人は研ぎを体で覚えているので、
ブレることなく一定の角度を維持して、切れ味鋭く研ぐ
ことができる。
何十年もかけて習得した技は簡単に覚えられないので、
角度を維持する補助具を色々自作してきた。
今回はパイプ引き手を台に固定し、刃物を挟んだ器具を
パイプに沿って前後にスライドさせて研いでいく。
刃物の角度が正確に出るので、後は仕上げ砥石で
刃表を研ぎ、刃裏のバリを取ればよい。
匠の技が、補助器具を使うことで習得できる。