今日は二十四節気の小暑で、梅雨明けが近く、徐々に暑さが
増してくる頃を指す。
暦とは裏腹に朝から青空が広がり、蒸し暑い一日が始まった。
季節のずれが大きく、3日連続の猛暑日となった。
今日の中日新聞に「街の書店どうなる?」の記事が出ていた。
書店がない自治体が増えている一方で、新しい形態の書店の出現や
ネット販売の増加などの動きを紹介している。
先日も、減少する街の書店を支援するため経産省が「書店振興プロ
ジェクトチーム」を設置するとのニュースが流れていた。
PJチームを設置する背景には、全国の自治体のうち約4分の1は
すでに書店がなく、多くの人が本と出会う機会を失い、地域による
文化格差が生じているなどの深刻な危機感がある。
そう言えば、近所にあった小さな本屋は次々に廃業し、それに
変わって大型書店が進出してきた。
これは本屋に限らず、町の八百屋や魚屋、薬屋などが無くなった
現象と似ている。
社会構造や消費者ニーズの変化に対応出来ない業種に、国のプロ
ジェクトは、どんな手を差し伸べるのか興味深い。
近くに大型書店があるので、今のところ不便はないが、大型店
だからといって、求める本の在庫が常にある訳ではなく、注文
すると1週間ほどで取り寄せてくれるが、再度行く手間がかかる。
Amazonは朝注文すると、早い時は夕方には届く。
本屋の書棚を見て回る楽しみはないが、このスピードと品揃えの
豊富さに驚く。
雑誌も本屋でなく、ネットで読み放題の「Dマガジン」を利用して いる。
雑誌一冊分ほどの値段で、1000誌以上の週刊誌や月刊誌、専門誌などの読み放題のメリットは大きい。
魅力ある書店作りに政府が応援するのは賛成だが、アマゾンの
サービスや電子ブック普及の勢いに、町の本屋さんはどれだけ
対応できるのだろうか。