森の散歩道

四季の自然・野鳥・花・生き物など

国蝶「オオムラサキ」の観察会(終齢幼虫と蛹)

2009-06-28 | ねいの里
27日ねいの里で行われた、「オオムラサキ」の観察会に参加して写真を撮らせてもらいました。私にとって、とても珍しいものでした。
オオムラサキは、アジア特産で、日本では国蝶に指定されています。
冬は、1.5㎝ほどの幼虫で、地面に落ちた枯れ葉の下で越冬をします。(枯葉と同じ色)
食草はエノキの葉で、若葉が出た頃、幹を伝って上がって来ます。

6月6日幼虫 約2.5㎝


幼虫の大きさは約5~6㎝ 食事の時移動する以外は、台座とも言われ、休む葉が決まっています。家のようなものですから、その葉は食べません。白い糸を口から吐いて、体を固定します。今は5齢幼虫なので、もうしばらくすると蛹になります。




黄緑色の透きとおったような奇麗な幼虫です。前から見ると、貴婦人のような感じです。


真ん中の、葉とそっくりな形が蛹です。最初は葉と見分けがつかなくて、驚きました。


蝶になって飛んで行った後のぬけがら。飛んで行ったので、蝶は見ることが出来ませんでした。


観察会の後で水辺へ行くと、トンボがたくさん飛んでおり、トンボの楽園のようでした。
ハッチョウトンボ♀ 大きさ1.5㎝ほどの、世界最小のトンボです。雄は赤い色ですが、小さいのでピントが合いません。


ショウジョウトンボ


モノサシトンボ


シオカラトンボの♀ ムギワラトンボとも言ってオレンジ色です。羽化してまもないところです。


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