夏の庭には、虫たちがいっぱいだ!!
葉っぱの裏やちょっと人目に付かないところでセミの抜け殻を見付けたことはありませんか?
これは『アブラゼミ』の抜け殻。
幼虫は土の中で過ごすので、動いてるのを見掛けることはそう多くはありません。
土の中で草木の根の栄養分を吸って生きているので、除草剤などの農薬を撒いて土が汚染されると、セミの姿は見れなくなってしまします。
アブラゼミの成虫。
樹の幹に尖った長い口を刺して樹液を吸います。
果樹園などでは害虫として嫌われる場合もありますが、庭ではセミに樹液を吸われたから樹が枯れる、なんてことは無いですよ。
そうそう、セミは、鳴くのはオスだけ。
メスは鳴きません。
タラの樹にとまってる『ツクツクホウシ』。
このツクツクホウシ、ニイニイゼミ、アブラゼミ、ヒグラシは庭で見られるんですが、ミンミンゼミは見たことがありません。
それはミンミンゼミが森林型なので樹木が多いところを好むことと、幼虫が比較的乾燥した土中を好むこと大きな理由。
ミンミンゼミの幼虫は陽当たりがいい傾斜地などを好みます。
それは陽当たりで土が乾燥気味になるから。
うさぎ学園の校庭にはそれが無いからなあ・・・。
ニチニチソウと『ゴイシシジジミ』。
シジミチョウの幼虫はカタバミの葉が大好き。
どうせカタバミを根絶することは簡単じゃないんだから、ちょっとだけ残してシジミチョウたちを呼んじゃおう。
ほら、ゴイシシジミがカタバミの葉に産卵してます。
クワの樹のてっぺんのほうに『ナツアカネ』がいました。
トンボは蚊を食べてくれる益虫です!
開けた庭なら、水場が無くても遊びに来てくれますよ。
バラの鉢の上には『クサキリ』がいました。
日向で身体を温めています。
お!
もう一匹いた~☆
夜中に「ジーーーーーーー」って鳴いてるのがコイツ。
雑食性で、イネ科の草を食べます。
ん?それじゃあ草食性じゃん。
いやいやいやいや・・・他の小型の昆虫を捕らえて食べちゃうんです。
イネ科の草を完全に駆逐しないで残せば、バッタたちの姿を見ることができますよ!
『タラ』の花が咲きそう!
今の季節なら、山中でもタラの樹を見付けやすいです!
今のうちに見付けておいて、春に芽を・・・ね。
タラの花の蜜は美味しいようで、咲くとたくさんの虫たちが集まります。
時に数百のアブやミツバチが集まります。
うさぎ学園の校庭の場合は、積極的に人を攻撃するようなハチは来ないので、そこは全く気になりません。
タラは土が肥沃で陽当たりが良ければ、地面から次々と新しい株が生えてきます
寿命が短い樹なので、新しい株は大切に育てます。
虫が嫌いな人は・・・多趣味部の校庭を歩いたら悲鳴が止まらないな、きっと。