ここまで撹拌し続けた液『もろみ』を濾過して、一番搾り麦汁を搾ります!
この時点での実習室の全体の雰囲気はこんな感じです。
やっぱり調理実習だね~。
ここで準備されたのはこれ『麦汁ろ過器』。
太いアクリルの円筒です。
麦汁ろ過機の底には、こんなフィルターが付いています。
まずは鍋からお湯をチューブで引いて、麦汁ろ過機を温めます。
『糖化槽』と『糖化釜』の中身を合わせます。
ふたつに分けて温度調整と撹拌をした、糖度や苦みの違う2種類のもろみを、ここで混合するのだ~。
この時点でのもろみの糖度は、なんと20.4°Bxだっ!
最初に糖度を計測したときは3.3°Bxだったよね~。
かなり甘いぞ!!
トレイに撮ったサンプルにヨウ素溶液を滴下します。
御存じの通り、ヨウ素溶液はデンプンに反応して紫色に変化します。
(右の端の紫色のサンプルは最初にヨウ素溶液を滴下したものです)
この時点で紫色になっちゃったら・・・失敗💀
デンプンが糖に変化していないことになります。
過去1500回以上の体験教室の中で、失敗したのはたった一回だそうで、どれだけ調査しても原因は不明だったそうです。
・・・良かった、色は変わらなかった~。
成功!!
さあ
次はもろみを麦汁ろ過機に移します。
熱いのでヤケドしないように!
そして麦汁ろ過機の中で撹拌すると・・・。
麦芽の殻が下に沈みます。
この殻がフィルターの役目を果たします。
緑色のポンプを使って、チューブを通して麦汁をジャグに移していきます。
原理はこんな感じです。
しっかり読んでおけば、今後のビールが美味しくなるかも♪
最初に出てくる麦汁はまだ細かい麦芽が浮遊しています。
なので~、麦汁ろ過機に戻します。
二度目はだいぶクリアになりましたが・・・。
これも戻します。
数回繰り返して絞った『一番搾り麦汁』!!
クリアでしょ~。
あのジャグに入ってるのが一番搾り麦汁です!
インストラクターが各自のカップに味見用に取り分けてくれます。
泡が無いだけで、色はビールだね。
チーム全体で乾杯!!
・・・甘っ!!
しかも旨っ!!
もう、味はビールですよ☆☆☆
そして各チームがつくった麦汁の飲み比べ!(Aチームの麦汁が遅れたので撮れなかったんですが、撮影のタイミングがココしかなかったんです~)
うまみ・雑味などは置いといて、自分のチームの麦汁が一番甘かった~。
インストラクターが全員に向かって「自分のチームがつくった麦汁が一番美味しいと思った人~!」って言ったら、全員が手を挙げました。
ちょっと挙手が遅れたチームもありましたが・・・概ねそうだよね。
自分のが一番美味しいよね!
次回はホップ添加式♬
麦汁にホップを投入するのだ~。
お楽しみに!
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