今年もバラの接ぎ木をするのだ。
希少なバラ『相馬(そうま)』を接ぎ木するぞ。
うさぎ学園の校庭では、接ぎ木のために『台木』になるノイバラを育てているのだ。
台木を必要な分だけ掘り起こして、バケツに入れて水をしっかり吸わせます。
これは相馬を剪定した枝。
これを『挿し穂』っていいます。
これを台木に接ぎ木します。
挿し穂の下の方はカッターで両側をこんなふうに斜めにカットします。
台木はこんなふうになってます。
白い細い根が生えてますね。
この根が大切!
接ぎ木のあとに台木が枯れてしまっては元も子もない・・・。
元気な台木を使うのが成功のコツです。
台木をこの辺りから剪定バサミでカットします。
うん、こんな感じね。
次に台木にカッターで切り込みを入れます。
よく切れる刃を使う事が大切。
上から見るとこんな感じ。
1センチぐらい切り込みます。
台木の切り込みに挿し穂を挿し込みます。
台木と挿し穂の形成層をしっかり合わせる事が大切!!
これが成功のカギを握ってます!!
これ『ラボラトリーフィルム』通称『パラフィルム』っていいます。
実験室などでフラスコなどの口を密閉するためのフィルムで、厚みがあって強く、とてもよく伸びて水に強い優れモノ。
パラフィルムを1センチ幅ぐらいに切ります。
台木と挿し穂の接続部にパラフィルムを巻いて固定します。
接続部に水が入らないよう、しっかりと巻くのが成功のコツ!
隙間があるとそこから水が入って挿し穂が腐ったり、逆に接続部が乾燥してしまうので注意☆
『接ぎ木済み台木』はバケツに入れておきます。
根を絶対に乾燥させないように!!
『接ぎ木済み台木』を植え付ける鉢に半分ぐらい土を入れて準備します。
ここで多趣味部が使うのは市販の『薔薇の土』。
必要な成分や土の種類がブレンドされた製品です。
専門書などでは肥料が入った土は使わない、と書かれているものがありますが、多趣味部的には台木が挿し穂と癒着する際にエネルギーを必要とすると考えているので、これを使用します。
また、接ぎ木成功後の成長にも影響します。
『接ぎ木済み台木』を置いて・・・。
同じ土を入れて、『接ぎ木済み台木』をしっかりと固定します。
鉢の底から流れ出るのを目安にたっぷりと水をあげるのが大切!
鉢受け皿の上に鉢を置いて、ゴミ袋に入れます。
多趣味部では45リットルの袋を使用しています。
ゴミ袋の口を縛れば、簡易ビニールハウスの出来上がり!
これで最低限の保温の確保と乾燥を防ぐことが出来ます。
鉢が凍らない場所に置いて終了!!
成功するとこんなに美しい花が見れるぞ!!
13個接ぎ木しましたが・・・さて、いくつ成功するかな~??
※あくまでも個人的な方法で接ぎ木しています
※実際に接ぎ木を行う際は、専門書で手順をご確認ください
『相馬』ほもう販売されていない薔薇なので、たくさん成功することを祈っています。
バラの接ぎ木こうやってするのですね!
勉強になりました!!
とっても綺麗なバラですね。
沢山成功すると良いですね🌹