学会誌「森林技術」を読んでいて何となく目にとまったのがこの本です。2年前の発行本だったのですが「面白そうな本だな。著者も有名な方だし・・・」と思って出入りの本屋さんに頼んでおいた本がやっと届きました。
「こんなに時間がかかるのなら出版元の森林技術協会に直接頼んだ方が早かったなぁ・・・」と思いながら数日かけて読み終えました。最近はブログやホームページに時間を取られ、老眼と乱視も災いして活字を読む速度が遅くなりましたねぇ~
「森よ よみがえれ -文化森林学への道-」の著者は北村昌美氏、発行は(社)日本森林技術協会で定価は1600円(税別)です。
協会の図書案内には「林業が危機に瀕し、荒廃していく森林をどうすれば救えるのか? おそらく、市場経済的な取り扱いをしてきた従来の林業・林学のなかで欠落していた何かがあるにちがいない。それは「文化」という要素にほかならない。」と・・・
そして「森林文化の視点から森の復権を図りたい、そんな願いから、この一冊が生まれました!!」とも・・・
著者の北村昌美氏は山形大学の農学部教授、中央森林審議会会長などを歴任された方で、日本人の自然認識や森林と文化の関係などについて数多くの著書を発表していますが、この本は「生産森林学」に基づいた林業は市場原理のもとに息絶えるのを待つばかりであり、荒廃していく森林を救うために「文化森林学」という新しい分野を提唱しているものです。
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