開催から一週間以上も経ってしまいましたが「平成27年度 群馬県農林水産業関係機関成果発表会」の林業分科会の発表要旨を掲載しておきます。
一番手は「原木シイタケ栽培における放射性物質検査経過及び生産現場の現状」・・・原発事故から4年を経過し原木の安全性が確保され榾木の入れ替えも進んでいるようですが一旦深刻化した生産環境は未だに厳しいようです。(1枚目の写真)
そして2番手は「竹おが粉を利用したマイタケ栽培」・・・
マイタケの生産環境は販売単価の低下、おが粉の高騰、電気代等で厳しくコスト削減が必至・・・ならば蔓延りすぎて問題となっていて、かつ単価の安い竹を利用できないかという研究です。
今回はマダケのおが粉の研究でしたが混合割合で半分くらいまでなら実用性が有るとのことでした。
・・・ここで暫くは水産分科会に移動です。
午後に入ってからの獣害関係・・・
「餌を用いたニホンジカの捕獲技術の開発と実証試験の結果について」は途中からだったので画像は有りませんが、餌で誘引し効率よく捕獲することが出来たようです。
そして「群馬県内のクマ剥ぎの拡大状況について」・・・県内では5地域に剥皮被害が見られ拡大傾向にあるようです。剥皮の文化が親から子に伝えられているのですね!
剥皮被害を受けた木は使えるのかという「クマ剥皮被害材の強度等性能試験」・・・剥皮による予備乾燥効果は見られないこと、理由は分からないが表面割れが少ないこと、被害による強度低下が見られないことなど、興味をそそられる結果が発表されました。
最後に今から6年前に群馬県でも発生してしまった「ナラ枯れ被害とその取り組みについて」・・・
発生以来、拡大するのかと思っていたら漸減傾向にあるらしい。どうも気温に関係しているらしいのです・・・
平均気温が高い時に発生したものの平均気温が低くなった時期には発生が抑えられたようです。
今後どのように展開していくのか興味津々です・・・
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